道志村行方不明の愛娘骨とならばや沢をただよう 拙作2022年04月28日

 山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になった小倉美咲さんは2019年9月21日当時7歳だった。どこをどうやって不明になったものかは分からないまま早も2年半も経過した。当時大動員して捜索が行われた。微力ながら私も半日ほど捜索に参加した。
 令和元年12月初めも東京へ行った帰路、わざわざ道志村経由で帰名した。道志村の道の駅によると、小倉さんの母が捜索の手掛かりになる情報を求めてチラシを配っていた。母としては諦めきれない。
 ここにきて突然捜索ボランティアが骨を発見して再び大騒ぎになっている。現在ではDNA鑑定をして美咲さんのものか調べている。母は聞かされた際に美咲のものではないと否定した。キャンプ場から東へ600m離れた山中の水の流れのない沢という。当然そこも何人もの人の捜索が行われた場所だった。
 有名な尾畑さんの記事を読み直すと子供はなぜか山は下らず、山に登るという。尾畑さんは体験的に30分登って瀬戸内海の島の行方不明事件の解決に貢献した。そういうものかと思う。
 すると美咲さんも母の意に反して登ったのであろう。当時は大勢の人の声も聞こえていたんじゃないか。神隠しにあって身動きができなかったのか。美咲さんはうずくまったまま遺体となった。山の一部になったのだ。たまたま沢の中だったから下流に移動した。300m上流には靴も発見された。今、鑑定中だ。