様々な課題ありけり八月尽 拙作2020年08月31日

 コロナウイルスの対策に右往左往させられた年半の様相は未だに波高しの状況にある。コロナ禍で急速な対応に明け暮れた行政機関と医療関係者、停滞した経済、止まったままの仕事、思うに任せられない趣味の登山、感染に気遣いながらの健康、愛知県大村知事のリコールだけかと思ったら安倍首相の辞任表明で混迷を深める日本の政治などなどに盛りだくさんの課題を積み上げてきた2020年である。残りは4ヶ月しかない。
 様々なイベントはほとんど中止。最大の東京オリンピックが延期、おのれに関係する数々のイベントや会合、研修などすべて中止になった。昨日も句会の中止を告げたばかりである。10月に予定していた年次大会も中止になった。山岳会でも忘年会、新年会などみな中止になるだろう。
 さて、どうするのか。名の通った大企業の大型倒産はこれからだろう。すでに交通機関は青息吐息の経営状況という。GOTOトラベルというカンフル注射も一時的な効果しかないだろう。
 日経平均は首相辞任後は急落したが今日はもう暴騰している。上がる理由などない。PKOで高値を維持するのに躍起だろう。そうしないと景気の気が折れるからだ。しかし何といっても効果があるのは所得倍増か税金の還付じゃないか。少しでも貯金ができるゆとり感が欲しい。
 今は苦労するがこの坂を越えれば安楽が待っている。そんな歌があった。庶民にはささやかでも見通しのある経済対策を望む。