コロナに関する山名2020年03月12日

 中国の武漢市に発生し拡散されてしまったコロナウイルス。コロナとは何だろう。古い人はトヨタの車名のトヨペット・コロナを浮かべるだろう。登山が趣味の私は乗鞍岳のコロナ観測所を想う。娯楽事業の「コロナグループは、複合型娯楽施設のコロナワールドなどを運営する愛知県の企業グループ。」もある。映画館の名前になっている。また冬にお世話になる石油ストーブメーカーにもその名がある。
 割に親しい語彙である。その意味は何か。ギリシャ語では王冠という。コロナウイルスはウイルスの形が王冠に似ているかららしい。
 トヨタの車名は王冠を意味するクラウンに始まり、コロナは「太陽大気の最外層で、皆既日食の時、太陽のまわりに真珠色の淡い冠状の光として見えるもの。」に因む。光冠とする書き方がある。花冠を意味するカローラも冠になる。日本語の冠を英語化したカムリで冠シリーズは終わった。
 さて山の名前には冠山がある。岐阜県と福井県の境にある。広島県にも一等三角点の冠山がある。美ヶ原の最高峰は王ヶ頭という。山梨百名山の王岳がある。近場の冠山にでも登ってコロナウイルスを征服してみたい。