気の合った山の仲間で年忘れ 拙作2023年12月15日

 名古屋市の繁華街にある和食の店で忘年会を開催。といっても3名だけのささやかな規模です。刺身などを中心に2時間半も食べて飲んで話してお開きでした。広小路通りに出て何とか言う喫茶店で一休み後10時に解散した。

冬温し一駅前で降りて行く 拙作2023年12月14日

 桜通り線の高岳駅で下車。事務所まで歩く。温かいせいか、街を歩く人も伸び伸びしている感じ。ちょうどお昼時でもあり昼食の店に並んでいる会社員らしい人もいる。
 前を歩く3人組の男らが皆後頭部が禿げている。身なりから推してきっと五十歳代だろう。自分も上からの鏡では禿てはいないが薄くなったと感じるこの頃である。昨夜作った木の葉髪の続編です。

スーパー銭湯に入湯2023年12月13日

   銭湯にての雑感

太ももの細くなりけり木の葉髪

後へと退く額木の葉髪

    入湯料金600円
高くなるモノの値段や冬の夜

冬の夜のネオン瞬く銭湯に

愛されしホームドラマや麦秋忌 小津安二郎生誕120周年2023年12月12日

小津安二郎生誕120年記念プロジェクト特別映像
https://www.youtube.com/watch?v=tUTo1Hgh8u0

 今日は小津安二郎の誕生日にして命日である。

たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず 啄木2023年12月06日

 本人または家族がインフルのせいか例会を休む会員が多かった。報告事項を終えて閉会後はいつも夜食を食うが今夜は2人だけになった。その中で山岳会の活動を休もうという話になった。
 原因は老母の介護である。通院、デイサービス、買い物に車に乗せて付き合うそうだ。大変なことである。今は妻の協力もあるのでうまく回っているらしい。いよいよとなれば突っ切りになる。
 別れて帰り道でふと頭に掲題の短歌が浮かんだ。自分を産んで育ててくれた老母を背負ってみれば体重が軽くて驚いたのである。わが身を削って子育ての苦労の末に軽くなってしまった。母を思いやる歌である。
 会友にもそうやって母親の世話をすることが幸せなんだ、と。昔から親孝行したい時には親は無し、とそういう話もある。現実には介護施設に入居させて姥捨て山同然に扱われる老親たち。長過ぎる老後が社会の負担になっている現実が重い。

四国や諭鶴羽山の投稿を掲載した「聳嶺」届く2023年12月04日

 12月3日山から帰宅したらポストに届いていた。『聳嶺』はしょうれいと読む。投稿は25本以上、121ページとけっこうな文量がある。会員数は約200名といつの間にか増えた。コロナ明けで全国へ活動を活発化したことがうかがえる。
 私も昨年11月19日から11月22日の四国と淡路島の一等三角点の山旅の報告を投稿させてもらった。四国では小島烏水祭に参加して交流した。淡路島では最高峰の諭鶴羽山ハイキングと淡路島出身の軍人・樋口季一郎の銅像を拝見するために時間をつくった。終戦後でもソ連は日ソ中立条約を破棄して北海道をとりに攻めてきた。そこを守った軍人であり、ユダヤ人の難民を救済した人道の偉人でもあった。こんな日本人が居たのか、との思いを満たした。
 ”たまきはるユダヤの命救いたる樋口李一郎像建つ見ゆ”

野に咲くや鮮やか丸葉縷紅草(るこうそう)2023年10月18日

マルバルコウソウ
 昨日天白川の堤防道路でふと見た秋の花。最初はヘクソカズラかなと思ったがマルバルコウソウという。漢字では丸葉縷紅草。ヒルガオ科・ルコウソウ属のつる性一年草。熱帯アメリカ原産。開花期:8月~10月。

   外来種の社会と移民の社会
堤防や河川敷の雑草を草刈りした後にこれらの外来種が生えてきます。帰化植物や外来種は人間が絶えず干渉する土地に繁茂します。輸入した物資に種子がくっついて日本で根付く。
人間社会も同様に既存の秩序が壊れてしまうと外国人の移民の台頭です。インド人でも中国人でも海外に出た人々はたくましくなるそうです。異国の中で生き延びるにはネットワークと知恵が要る。各地にコミュニティを作る。
同様に外来種も群落を作る。しかし、セイタカアワダチソウは本当に背が高かったのが今は腰位まで低くなった。これは多分近親交配のせいかと想像しています。遠い種と交配しないで狭い地域で交配するうちに劣性遺伝して矮小化するのです。
はびこる勢いは初めだけで現地人と交わって行かないといつしか衰勢するという。植物も人間も同じです。
https://www.midorito.net/wildgrass/red-morning-glory/

秋の夜やもう現れぬ六連星 拙作2023年10月16日

 歌手の谷村新司さんが10月8日急性胃腸炎で病死したと今日発表された。74歳だった。今年3月に入院して闘病中だった。
 1980年リリースの代表曲『昴』をお聴きして谷村新司さんのご冥福をお祈りしました。日本人離れした歌唱力が素晴らしい。なるだけ若い時の動画を探した。伸びやかで気持ちよく歌っている。
同じ団塊の世代だけに寂しい気持ちです。

吹き飛ばす石は浅間の野分かな 芭蕉2023年10月10日

https://www.asahi.com/articles/ASRB86S33RB7UUHB007.html

朝日岳は「風遭難多い山」 那須連山で最も風が吹き抜けるコース

この登山道について、那須連山にある、三斗小屋温泉の大黒屋旅館の館主、高根沢春樹さん(41)は「もっとも風が吹き抜ける場所」と指摘する。「那須の山は、標高2千メートルもないが、風だけは標高3千メートル以上の山と同じぐらいの強さだ」

 同温泉の煙草屋旅館の館主、野本芳彰さん(53)は「那須の山には5日午後からずっと風速20メートル超の予報が出ていた。その中で小雨が降ったりやんだり。悪いコンディションだった」と話した。

 5日は帰途につく泊まり客に「沼ッ原湿原へ向かえば林間なので風の影響を受けない。そこからタクシーで帰ったら」と助言した。

 6日は、強風のためキャンセルが相次ぎ、予約客約30人のうち6人しか来なかった。同日朝、同旅館付近の気温はおよそ4度。朝日岳は標高が高いので、気温はもっと低い。

 ただ、野本さんは「例年、風…
以上

 この時期の北関東は空っ風が有名である。那須・朝日岳の遭難も風に禍された。情報収集を誤った結果であろう。
 掲題の俳句は軽井沢の辺りで詠まれた芭蕉の作品である。野分こそこの時期の強い風のことである。石でさえも吹き飛ばすくらいの勢いのある風である。防風防寒対策をした上で行くか撤退か判断するが、この日なら撤退だったであろう。

秋の気配2023年09月22日

 すっかり秋めいてきた。朝起きても寝覚めが良い。山積する課題を片付ける時期が来た。離婚相談の行方、相続の精算、もう一つの相続の相談、解体業の相談、山岳会の古道の踏査、岳連の法人化、支部報の列伝、俳句会への原稿など。
 今日はガイドブックの改訂版が届いていた。8/20締切と言われていた課題は早めに片付けた。そしてもう印刷されている。早い早い。NEXT120も改訂の話が無いかな。山に関しては腰が軽い。
 10月末の飯田街道歩きに備えてトレーニングも開始したい。東山道の阿智川の上流部の踏査に行って見たい。沢を歩けばトレーニングとして最高である。