一等三角点研究会会報『聳嶺』新世紀第九号 創立十周年記念号2016年12月17日

 創立10周年ということで多くの原稿が集まり197ページの大冊になった。登るだけでなく書くことも好きな山岳会である。1等三角点だけに特化しているが狭いかというと反対に深く広いのである。はまると船をチャーターして離島の1等三角点にも行く。
 会員数はいつしか178名に増加している。それに住んでいる周りに必ずあるから全国にまたがる。
 里山とか、名山とか、何とか百山とか、そんな分類にとらわれず、1等なら丘に埋まる三角点から3000m級の山でも行く。必ずしも最高点にあるわけではなく、一段低い尾根上にある例外も面白い。地形図制作のために置かれるから位置が大切なのである。日本最高峰の富士山にないのが証拠である。マニアックといえばそうだし、フェチシズムともいわれる。そんな魅力がある。
 巻頭は会長の挨拶、特集は全部で25本の論考で構成。資料として10年間の歩み、例会記録、総索引で構成。他にも多彩な論考があり充実の1冊で読み応えがある。

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