春の石徹白2008年03月24日

   俳句

 雪垣の残る里へと峠越ゆ

 朧夜のテントの中で酌み交はす

 湧水が雪間を広げたりしかな

 スキー板担ぎて渡る雪解川

 東雲の雪残る道照らしつつ

 林道は早も雪消やスキー脱ぐ

 春暁を背に石徹白の山を行く

 雪原の中を蛇行の雪解水

 ぽっかりと穴を見せたり雪解谷

 熊笹の露わなところより雪崩れ

 一点の黒見ぬ春の白山は 

 シール取り山の頂ゆ春スキー

 滑降は自在に春のザラメ雪 

 春泥を洗ひ納めるスキー靴

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