春曇り2019年03月17日

 午前中は読書、午後は丸の内の事務所で原稿を書くために久々に車で行く。昨日はオイル交換を済ませたらエンジンの回転が軽やかな気がする。ちょっと走ってみたい気がしたのである。八事の坂を上りきると八事霊園への交差点では3/16からもう規制中であった。彼岸のお参りが始まったらしい。車もやや多い。
 今日は日曜なのでPもフリーになる。机に向かうが中々構想はまとまらない。飲み物を買いに出て、昼食を済ませて、少し仮眠して、やおらキーボードを打つ。すると滑るように文章が流れ始めた。案ずるよりは産むがやすし、で手を動かしてみると頭も刺激されて文が紡ぎだされる。
 10年前に亡くなった山岳会の先輩で医師のU先生は、頭が手足に命令して歩いたり掴んだりしているのではない。手や足が頭に指令を送っているのだよ、と。手足はセンサーと考えれば分かりやすい。脳内の記憶中枢を刺激して文になるらしい。
 子供に氷が溶けたら何になる?と問えば春になる、という。しかし、大人は水になる、と常識で答える。感覚と常識の違い。それでK氏の評伝もあらかじめ集めてあった資料の付箋をたどりながら文を組み立てていくとあっさり原稿になった。これで1本仕上がり、あと山岳会用にもう1本ある。さらに1本は締め切りに余裕がある。仕事関係でも報告書の作成がある。また本づくりの資料集めもある。山積している。嗚呼。