弁護士さんへ引継2019年03月07日

 春とはいっても風は寒い。三寒四温の季節の歩みだが確実に移ってゆく。降る吹く曇。まだ朝夕はコートが手放せない。正午前に丸の内の事務所へ。10階にある部屋の外は強風が吹き荒れている。さぞや寒そうな音である。
 午後には昨年来の懸案事務の引継があり担当の弁護士事務所を訪問。ことの顛末を説明し預っていた書類等を渡した。大筋では了解を得た。細部の詰めでは見解の相違もあったが、すべては相続人の合意を確認している。基本的に行政書士は合意の法律家といわれている通り、本分から逸脱しないように相続人各位の合意を取り付けながら進めてきた。
 認知症の診断があるとのことだが果たしてそれは判断力にどれほどのものか。補助人程度のレベルでも強引に後見人の審判がされた事件があった。人間は神様ではない。記憶は飛んでも心は正常な判断力を示す。支離滅裂でなければ判断力はあると思う。
 自分(相続人)ではやれないからプロに依頼されるわけだ。要は信頼関係である。やったことはホウレンソウです。報告連絡相談を手抜きすると不信をつのらせる。
 さて明日からお世話になった関係者に報告をしに回ろうと思う。肩の荷をおろすのはそれから。