鈴鹿・藤内小屋の夜2017年10月15日

 14日は朝は曇り。桑名付近からの鈴鹿山脈は稜線付近に雲がかかっていました。R23で行ったため、渋滞にはまり、登山口は10時近くになった。三つ口谷コースは止めて武平峠往復に変更。約1時間の登りでした。頂上直下の登山道は稜線の崩壊が激しく、西側の尾根のう回路に付け替えられていました。それでも急でした。幸いに登頂時は360度展望が良く見えました。下山時には近江側からガスが流れ始め不安定でした。
 下山後は希望荘で一風呂浴びました。R477のPへ止めて藤内小屋へ歩き、35分で到着。豪雨による水害で氾濫した爪痕はそのままですが、少しは落ち着いてきたかに思います。散乱する巨大な花崗岩の間を流れる沢の水が透明できれいです。道中、ノコンギクやアケボノソウが路傍にさいて秋の風情を漂わせています。有志?が登山道の整備に汗をながしていました。小屋に近くなると急登になり、希望荘で流した汗もまたちょっと汗がでてしまいました。藤内小屋は初めて泊ります。部屋をあてがわれて、早速長袖の下着に着替えたり、軽い防寒着をはおったりして秋冷に備えました。
 小屋の前で時間を潰していると金丸氏がバリルートから突然現れました。山と渓谷社の『分県登山ガイド 三重県の山』の著者の金丸氏とは昨年、迷岳に登山した際にニアミスしていました。FBで同じ山に取材登山していたと知って、上梓後に交流を希望していました。また今年の4月からNHKの「ゆる山へGO」でも三重県を担当され、私は愛知県の担当と、何かと縁ができたわけです。それで14日に藤内小屋で交流の機会を得た次第です。金丸氏はクライマー系の登山家ですが、理科系の教員をしておられたので、植物に非常に明るいのです。
 同著者の内田氏も後からワインを持って駆け付けて来られました。現役の教員ですから土曜日も何かと指導教師の仕事があるようです。また取材を共にされた女性2名も後から別々に駈けつけられて本や山の話で盛り上がりました。夕飯から食後の懇談まで尽きることなく懇親の場を持つことができて楽しかったです。
 14日夜は小屋の窓から四日市の夜景も見えていました。15日は朝から降雨でしたが、出発するころにはあがっていました。登山口に着いて皆さんと別れ散会となりました。