南九州一等三角点の山旅④ 都城市の旧友を訪ねる2015年01月03日

鹿児島市から高千穂峰を眺める。都城市は右。
 鹿児島県の1等三角点を訪ねる山旅は結局薩摩半島から3座、大隅半島から2座という成果を得た。天気は今一だったが全国的に荒れたので仕方ない。映画「ローマの休日」のアン王女ではないが、それぞれに良いところがあって一概に甲乙は付けがたい。でもやっぱり高隈山が良かったと思う。以前から登りたいと思っていた山は唯一高隈山だった。

 さて、2日の朝も朝食バイキングを楽しんだ。荷物を片付けて車に運びこむともう帰名するだけである。その前に以前から訪ねたい人がいた。宮崎県都城市に住む人だ。もう40年来会っていないエスペランチストのTさんだった。といっても今も現役か分からない。深い交流はなかったが不思議と忘れがたい人であった。
 20歳前後の頃、指導者のMさんを中心に交流があった。私は豊橋市に行き、その後名古屋に転居。Tさんは親の面倒を見るということで帰郷された。以来音信は不通だったが、昨年、2009年のMさんの死後、文集を出版することになりTさんがワープロ作成を手伝った関係で久々に名前を聞いた。
 帰名する前に都城市へ迂回するようにR10を走った。右には終始冠雪した桜島が見える。手前まで来たところで電話すると驚かれた。声を交わすだけでも良かったのだが、自宅に招かれた。
 都城市は盆地で高い建物がないのですっきりした街である。青空に高千穂峰があの独特の姿で迎えてくれた。他県が曇りでもここは晴れているらしい。霧島連山が雪雲を遮っているのだろうか。
 Tさんの家は飲食店を経営している。丁度お孫さんたちが参集して賑やかだった。頭髪が少し白くなった他は印象は変わっていない。それはお互い様である。
 長期間のブランクにもかかわらず話が弾んだ。ちょっと顔見世の積りが昼食もいただき、午後2時を回ってしまった。話の種はいくらでも出てくるのでそこを遮って名古屋での再会を約して別れた。
 R10に戻り、宮崎自動車道に入った。高千穂峰が素晴らしい。九州道に入っても車は順調に走れたが北へ近づくほどに渋滞に悩んだ。特に古賀SA付近は緩やかな上り坂で、しかもSAに入る車が行列をしている。すっかり夜になってしまった。植木IC辺りでは明るかったが北部は次々、長崎や大分からの支線から本線への車が集まってくるから尚更だ。本州へ渡るとさすがに渋滞はなかったが路面の凍結があって全体に速度制限を余儀なくされた。姫路辺りから夜が明けて京都のSAで朝食にした。新名神、東名阪、伊勢湾岸道を走り抜けて自宅に着いたのが、1/3の11時近くになった。荷を片付けてとりあえず、洗車と給油に向かった。ボディは塩で白っぽいからすぐに洗っておきたかった。走った距離は2600kmを越えた。片道では1100km位である。現地で500km位は走り回ったことになる。こうして南九州のピークハントは終わった。

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