東紀州・熊野古道から天狗倉山を歩く2014年06月03日

 午前4時に目覚めたが、もう一眠りしたら6時を回ってしまった。朝食を済まし、車内を整理すると、出発は6時40分になった。今日も朝から暑いぞ、と思わせる。
 R42の歩道を歩いて熊野古道の入り口に行く。10分くらい。杉、桧の植林の中の石畳の道におもむろに入ってゆく。直射日光を避けられるので涼しいが、標高が低いから気温は高い。すぐに汗がにじんでくる。
 前方を見るとほぼ直線に石畳の道が伸びていく。デザイン的にも洗練された美しい道である。せせらぎを2箇所渡る。タオルを濡らして涼をとる。更に行くと右前方が皆伐された斜面が見えた。そして思いがけず林道が横切っている。眺めはいいのだが古道の雰囲気は台無しである。すぐ先が馬越峠であった。茶屋のあとは植林してある。一角から尾鷲市街を見下ろせた。
 一休みの後、天狗倉山に向かった。やや急な山道をよじ登ってゆくと道は二股に分かれている。今回は右にとった。山頂の大きな岩を巻くとすぐに鉄梯子が見えた。岩に登って休止。風も無くかなり暑い。降りてもう一つの岩に移ると風に当って涼しかった。尾鷲湾がよく見える。遠望はガスがあってすっきりしない。
 下山する。高齢の地元ハイカーと行きかう。何度登っても楽にはならんと言った。そりゃそうだ。峠に戻り、尾鷲市側に下った。こちら側は傾斜がきつい。ドンドン下ってゆく。多くの散歩の人と行きかう。こんな山のふもとに住む市民は幸せである。
 尾鷲に来るたびに訪れる喫茶「山帰来」に寄った。オーナーの川端守氏は登山のために不在だったが奥様が、開店10時のところ、30分早めに開けていただいた。冷たいコーヒーを注文。2年から3年に1回は来ているので見覚えはあるようだ。山の話題でもちきりになった。特に熊野古道に関して『熊野古道 古辺路紀行』を著されたこと、熊野古道センター長に就任されたこと、世界遺産登録10周年の今年はイベントも多くご多忙の様子だった。
 長居をしてしまった。道の駅「海山」へ戻るのにJR尾鷲駅から相賀駅まで利用する予定だったが、バス利用を勧められた。島勝行で鷲下で下車とのこと。熊野古道は何も山の中だけではなく、街中も通過していた。バス亭朝日町へ着いたが、地元の人の話で日曜運休か、という話になり、尾鷲駅まで歩くがバス亭はないし、R42へ線路を渡って、イオン前のバス亭を見つけて待っていたら1分後の11時50分に島勝行きが来た。結局朝日町でも乗れたわけだ。乗車10分、300円也。12時に鷲下で下車。何と熊野古道の入り口前だった。Pへは数分で着いた。
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 R42から紀勢道の無料区間のみ利用。紀伊長島ICで降りて、またスーパーで今度はさんま鮨を買った。道の駅で食べたが、やはり旨かった。どちらかといえば鰯鮨の方が旨い。

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