今西錦司氏を偲ぶ会参加2010年06月14日

 JAC京都支部主催の今西錦司氏を偲ぶ会が執り行われた。以前から参加してみたいと考えていたので友人を通じて申し込んでおいた。
 6/12、9:30頃名神高速から京都へ行く。ラジオでは新名神の渋滞が早朝から始っていたからだ。しかし、こちらも一宮ICまでは渋滞気味であった。梅雨入りまえの行楽であろうか。
 京都南ICへは11:30頃着いた。ここから北へほぼまっすぐ走る。待ち合わせの府立植物園前に着いたが時間はたっぷりあるのでレストランで食事をすます。
 14:00きっかり3台で分乗して会場へ向かった。場所は北山荘である。中津川林道の悪路をロデオまがいで走ると終点。ザックに荷物をパッキングして運んだ。途中に氏のレリーフが岩にはめ込まれていた。少し奥に北山荘はあった。杉の皮葺き、杉の丸太作りでいかにも京都北山の風情がある。天井には煙抜きの突起がある。
 中は中央に炉が設えてあった。奥の寝室向きの中二階の構造である。参加者は20名に満たない十数名であったが胡坐を書いて座ると一杯である。横になるなら定員30名かな。
 幅1mほどの小谷が流れ、水場にはクリンソウが綺麗に咲く。周囲はタニウツギが小さな花を咲かせる。隣はもう散っているがこちらは成長が遅かったようだ。沢ぐるみが一本大きく育っている。大体は落葉樹林の植生である。
 夕方になって今夜の主役のT氏が登ってこられた。またS元会長も登って来られて顔ぶれは揃った。
 皆が小屋に入り、缶ビールが配られ、つまみの料理も出てきた。T氏の今西さんの昔話に花が咲く。セレモニーが一通り終わるとくだけた話に移る。酔いも回る。いつしか10時も過ぎてお開きとした。
 6/13は今にも泣き出しそうな空模様に予定を早めた。7時に小屋を出て今西さんのレリーフに戻る形で勢ぞろいした。献花、献杯、合唱、あいさつなどのセレモニーを済ます。これで終了となった。
 今西さんが亡くなってはや18年経過した。s元会長の話では今の学生で今西さんの名前を知る人が少なくなったそうだ。生物の多様性の分野では先取りしていたような学者であるが最近の新聞報道でも名前が載る事はないから若い新聞記者でももう忘れられているかに思う。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本で一番美しい山は?
ヒント:芙蓉峰の別名があります。

コメント:

トラックバック