相続事務の始まり②2021年10月29日

 10/28は名古屋市内の区役所で被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を請求してみた。出生地が名古屋市だからといっても必ずしも名古屋市に本籍とは限らない。それでも、手掛かりの戸籍謄本に記載された出生地の住所と戸主を組み合わせて請求したが棄却された。
 それでやはり死亡した地域の市役所に赴いて請求することとした。相続人の1人も同行することになった。朝8時に来てもらってまた10/19のように走った。前回は山積する諸手続きを片付けたが遅い中食を摂って一段落となり、除籍謄本、評価証明書などは名古屋からでも請求できるとして先送りして帰名したのだった。ところが10/28のようなことになり、再び来たわけである。10時半ごろになった。
 窓口で公正証書遺言や先に取得した戸籍謄本などを見せて被相続人の「出生から死亡までの戸籍謄本」取得の来意を告げた。長い時間待たされてようやく取得できた。5通になったので3750円かかった。ここに来て口頭で意思を伝えることで職員も的確に動いてもらえた。
 次は午後も過ぎたことで切のいいところで昼食にした。そして遺品整理中の自宅に立ち寄った。まだ真っ最中でとても家を売却するために買主を招き入れる環境ではなかった。老人女性の独居ではあったが片付いてはおらず、廃棄処分が多くなりそうだ。それでもまだ使えるもの、買いだめした新品もあるので情が募る。時間がかかりそうだ。その中で、保険のはがきがあった。あると思わなかったゆうちょ銀行の名前があるので、立ち寄って調べてもらうことにした。するとここでも長い時間がかかり、誠意を尽くしてしらべてくれた。最後には被保険者と受取人の関係も変わったことが分かった。まだ従来の受取人の死亡を確認する書類が求められた。市役所の閉所は17時15分で、まだ1時間の余裕があり、3度目の訪問になった。そこでも公正証書遺言や戸籍謄本を見てもらいながら相続人兼被相続人になった権利義務関係の理解に努めた。退庁時間を大幅に過ぎてようやく手にした際はどっと疲れが出た。また名古屋への高速道路のドライブになった。
 しかし、これで基本的な重要な書類取得の突破口が開けた。後は尚不足する名古屋市での書類取得を進めて金融機関に提出する書類を作成すれば金融資産の解約手続きの目途がつく。
 最後は不動産売却の手続きの山がある。