「柿」がテーマの鑑賞文の原稿書き完了2021年01月06日

 予てから選句してあった俳句誌の鑑賞文の原稿を書き終えた。季語は柿である。柿と望郷がテーマになった。検索も多用して思ったのは柿の栽培の北限が山形県と知って驚いた。もともと南方系の果物のはずであるが栽培方法や技術が発達したのである。同じくイネ科の水稲も今は北海道で普通に栽培されて愛知県の店で買うことができる時代であるから驚くに値しないかも知れませんね。
 また作者の姓名も南方系の人なのですが女性は結婚して夫の姓を名乗ることが多いから姓名から出身地を割り出すことはできない。
 WEBの国土地理院の地形図の検索窓で「柿平」をググると全国で17ヶ所あった。関東、中部、東海、中国山地などの広がりがある。柿は地名になるほど盛んに植栽されたのだ。愛知県だけでも4ヶ所はあった。古くは飢饉に備えた栽培だったが今は商品経済であろう。東海地方でも地名にならないまでも産地は多い。
 本巣市、豊橋市、昨年秋に見た滋賀県高島市今津の柿畑はホントに広がりがあった。HPを見ると力を入れているのである。
「柿のミズオ」から
http://www17.plala.or.jp/kaki320/#:~:text=%E6%BB%8B%E8%B3%80%E7%9C%8C%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%81%AF,%E4%B8%AD%E6%97%AC%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%A6%E5%8F%8E%E7%A9%AB%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
「滋賀県高島市は、琵琶湖の西岸にあり、県下最大の富有柿の産地で「近江今津の柿」として親しまれています。富有柿は、11月中旬から12月中旬にかけて収穫されます。」なのだそうだ。
https://www.sankei.com/west/news/151028/wst1510280043-n1.html
「滋賀県高島市今津町深清水地域を中心に生産される「今津の富有柿」がまもなく旬を迎える。柔らかい果肉と優しい甘さが人気。12月上旬ごろまでが食べごろだ。
 同地域のカキの産地としての歴史は古く、大正初期に岐阜県の養蜂家が持ち込んだ穂木を在来のカキに接ぎ木繁殖したのが始まりとされている。現在は約20ヘクタールで40人が栽培している県下最大のカキの産地となっている。」
 そういえば、干し柿と生柿の買い置きがあった。生から食べて行こう。