(災害)ボランティア奮闘 関市、3連休中に3321人2018年07月19日

①ソース:https://www.gifu-np.co.jp/news/20180717/20180717-58156.html(岐阜新聞)
2018年07月17日 07:49

 西日本豪雨で住宅の浸水被害が発生した岐阜県関市では3連休最終日の16日、686人のボランティアが集まり、熱中症にならないよう休憩を挟みながら、床下の泥の除去やごみの分別作業に当たった。同市で活動したボランティアは、3日間で3321人だった。

 津保川が氾濫し、浸水被害を受けた同市上之保は発生直後に比べて片付けは進んだものの、まだ床下の泥の除去が行われている住宅がある。ボランティアは時折休憩を取り、日陰で飲み物を飲みながら作業を進めた。市災害ボランティアセンターは10分作業、10分休憩を推奨。熱中症で救急搬送されたボランティアはいなかった。

 市は今回の豪雨災害で約2100トンのごみが発生したと試算。約10カ所の仮置き場のうち、旧上之保中学校グラウンドでは、市職員や建設業者、約50人のボランティアが分別を行った。ぬれた布団に畳、金属部品、家電、ブロックなどが一面に積まれ、懸命により分けていた。静岡県から参加した女子専門学校生(18)は「持ち主にとっては大切な思い出が詰まったものもある。ごみとして処理するのは悲しい」と汗をぬぐった。
参考:https://www.gifu-np.co.jp/news/20180711/20180711-56750.html

②ソース:https://mainichi.jp/articles/20180719/k00/00m/040/145000c
ボランティアで暑さと闘う注意点(毎日新聞)
西日本豪雨の被災地では、夏休みを利用して多くの市民や学生が復旧支援に参加すると見込まれる。猛暑の続く被災地で周囲に迷惑をかけずに活動するには、どんな準備と心得が必要か。実際に現地で活動したボランティアに聞いた。【田口雅士】

 豪雨による川の氾濫で、住宅の浸水被害に見舞われた岐阜県関市。多くのボランティアが訪れ、復旧作業に励んでいる。宮司の宮谷敬哉さん(39)=石川県羽咋市=もその一人。12日と17日にいずれも日帰りで、民家の泥出しや掃除、廃棄物集積所での分別などに取り組んだ。

 東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨など各地の被災地でボランティア経験がある宮谷さんは17日、大型ワゴン車を運転して仲間と2人で関市へ向かった。車には運搬用一輪車やスコップ、バケツなどを積んだ。12日の作業で大きなちり取りや窓ふき用のワイパーが必要と感じ、17日の作業に持ち込んだ。

 こまめに休憩 猛暑で作業は短時間
 17日は早朝に自宅を出発。午前9時に関市の災害ボランティアセンターで受け付けを済ませ、午前10時から民家で泥出しを始めた。20分間作業したら10分間休憩を目安に汗を流した。関市では3連休初日の14日、活動中のボランティアが熱中症の疑いで病院に搬送された。この日も猛暑だったため、センターの指示に従い、午後0時半で2時間半ほどの作業を終えた。

食料、水持参 保険に加入を

 猛暑の中、民家の泥出しや掃除に汗を流すボランティアの人たち=岐阜県関市で2018年7月17日、宮谷敬哉さん提供
 熱中症対策には、適度な休憩に加えて、こまめに水分や塩分を補給することが大切。宮谷さんはこの日、持ち込んだ水を計2リットル飲んだ。食料や水、塩分を含んだあめなどは自分で用意し、体調が優れない時は屋外での活動を控えたい。宮谷さんは「被災地では、みんなが頑張ろうとしてしまう。あんまり張り切るとヘトヘトになってしまうので、自分の体調を管理し、一緒に作業する周りの人も休めるように気を配らなければいけない」と心構えを話す。来週は岡山県高梁市で活動する予定だ。

 服装は長袖、長ズボンが基本。長靴やゴム手袋、防じんマスクなどを用意し、作業によってはヘルメットやゴーグルもあった方がよい。活動中のけがや事故などに備えたボランティア活動保険への加入も、自宅の最寄りの社会福祉協議会でできるので忘れないようにしたい。

 被災地のニーズを把握するため事前の情報収集は欠かせない。地域によってはボランティアの募集を終了していたり、対象者を限定していたりするケースもある。日帰りでない場合は事前に宿泊先の確保が必要だ。

③http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180714/3504741.html(NHK)

 この他、朝日新聞は「津保川が氾濫(はんらん)し、多くの住宅が浸水した岐阜県関市には14日、県内外から1219人のボランティアが訪れ、復旧作業を手伝った。以下略」と報じた。

 災害復旧が終わったわけではなく、関市では引き続きボランティアを募っている。
ソース:http://www.city.seki.lg.jp/0000012613.html
【7月18日~20日】災害ボランティアの募集について
この度の大雨災害については、多くのボランティアの方にご支援ご協力いただき、ありがとうございます。

  7月18日以降のボランティアの受付は、下記のとおりとなっています。(活動がない場合がありますので、予めご承知ください。)

○活動日

 平成30年7月18日(水)から平成30年7月20日(金)

○受付時間

 9時から10時

○活動時間

 9時から12時30分

○受付場所

 関市上之保老人福祉センター

 (住所)関市上之保15019番地

 (電話)0575-47-2501

○活動内容

 ・泥かき

 ・畳上げ

 ・ごみの運搬補助、集積場の分別

 ・住宅の泥かきや清掃など

○持ち物など

 ・床下の泥かきの依頼があります。

  そのためゴム手袋、長靴、マスク、雨がっば(上下)、チリトリ、ゴーグルまたは透明サングラス、じょれん、いしみ等が

  必要となる場合があります。

 ・現地近くには飲食店がありません。昼食、飲み物は各自で持参ください。

 ・角スコップ、一輪車等資材をお持ちの方は持参ください。

※現地での貸出数に限界があります。ご協力お願いします。

※軽トラックで活動できる方を希望します。

※作業によりケガをする恐れがありますので、長袖、長ズボンでお越しください。

○お問い合わせ・連絡先 (午前9時から午後4時まで)

※ボランティアに関する問い合せ ※支援のお願い・相談等に関する問い合せ

関市災害ボランティアセンター

電話:0575-22-0372、0575-23-3229
以上
・・・未曾有の西日本豪雨で関市の山間部が痛手を被った。報道で分かるように3連休で3000人以上が参加してかなり復旧は進んだようである。
7/14 1219人(朝日新聞)
7/16  686人(岐阜新聞)
合計は岐阜新聞発表で3321人と言うので、7/15は引き算で、2102人の参加者になった。ちょうど海の日の3連休に当り動員数が増えた。半数は上之保に振り向けられた。

それで、ボラセンも一番被害の大きかった上之保に集約された。直接、上之保へ行けば良いようだ。

 それにしても、避難指示が遅れたことが指摘されたのは、合併で地域密着が薄れたからではないか。山村の人口減少と高齢化で、昔なら爺から子へ孫へと伝承された言い伝えが今は機能しない。
 行政は山間地域を常時目を配り、行政の不備をチエックする必要があるだろう。それには市長や市幹部が山を歩くことだ。または川に遊ぶことだろう。山に泊り、山の水を飲み、山の食べ物を食べる。植物の生育に関心を持つことである。特産の刃物や工業は大きな経済効果があるので首長なら誰でも力点を置く。
 しかし、昔から政治の基本は治山治水という。源流部の山を伐採から守ることが下流域の安全につながる。また間伐で木の成長を促し保水力を維持することも大切だ。政治課題は多い。

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