われわれが常に 心しておかねばならないことは、 どうすればより実害が少なくて済むか、 ということである。2018年07月20日

 昨夜は書士会の暑気払いで、50名以上が集まってビールなど飲んだ。その中にある自民党の国会議員が居られた。日銀退職後から行政書士の資格を取得し開業。その後国会議員に転じた優れた才人である。
 ではあるが、聞きもしないのに自分は「二階派」という。加えて「あれだけ中国で歓待される政治家もいない」と自慢するから、マキャベリの名言を出して反論しておいた。
 隣国を援助する国は滅びる。マキャべリ
 中国の兵法書「六韜(りくとう)」
「交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が有能ならば何一つ与えず返せ。
 交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が無能ならば大いに与え、歓待せよ。
 そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な者が失脚する。そしてやがては滅ぶ」
 ・・・・あれだけODAで援助しても、感謝するどころか、仙閣諸島を攻め、沖縄を奪うことを考えている。韓国も竹島を奪い、今は対馬を占拠しようと企む。さらに日本の支配構造の中枢に入り込んできた。
 マキャベリの言う通りである。
 高齢の政治家ならやり過ごすが、まだ若いから勉強して欲しい。頭がいいだけではダメ。常に社会を観察すること。答えはすぐには出ない。後々出ることがある。政治家は想像力を養うこと。

 表記の言葉もマキャベリの名言の1つ。リスクは最小限に心得ること。当然の話であるが、今回の災害では起こるべくして起きた水害である。想像力の欠如であろう。
 特にバックウォタ―のリスクを指摘する学者や専門家、或いは土木関係の行政関係者は居なかったのだろうか。すでに木曽三川に事例はあるというのに。メディアではたくさん指摘されていたが、現地でもっと早くに指摘しなきゃね。
 中国山地のような低山はダムの適地も少なかろう。低いから奥地まで人が住む。本来人が住むべきでない所まで土木技術の発達でで住宅を建ててしまった。住む側も想像力を働かせて住みたいものです。
 そうそう、中国山地は砂鉄の産地で和鉄を生産するために大量の木炭を必要とした。そのために中国山地で天然林は少ない。非常に長い自然破壊の結果、鳥取砂丘が生れ、天橋立が形成された。あれは自然破壊の結果だった。
 関市の津保川の流域の山々も400mから600m級の里山であり、人工林が圧倒する。常に人間の干渉をうける。手入れがしてあれば良いが、放置された植林だと保水力はない。そこへ未曾有の豪雨とくれば、無防備で被災したのである。