秋涼し!2012年09月20日

 今朝、布団のぬくもりが恋しいと思った。適度な湿度と気温が嬉しい朝である。昨日までのじめじめした赤道直下を航海するような空気ではない。日本の朝である。昨夜はベランダの戸も全開していたが、寝る前に少し狭めた。寝入りもよくなった。日没が早くなり、太陽が遠ざかるとこんなにも違うのかと思う。
 つい先だってから住まうマンションの外装工事が始まり、足場を組む音で騒がしい。昭和47年竣工というから築40年である。人間なら自分の顔に責任を持て、というリンカーンの言葉を思う。
 当時は近くの天白川の川原を築堤して造成した土地に建てたから、雨が降ると水浸しになったと古い住民は言う。地下鉄も八事駅が終点でそこからはバスで往復したらしい。40年経過すると天白川の川床が堆積して、明らかに路面より高い。当然、水位が上がって、洪水の恐れがでてきた。
 私が入居した頃は築16年とそれでも相当古い気がした。建物に亀裂が入り、軟弱な地盤に建てたことを伺わせる。それも十何年前かの外装工事で亀裂にコンクリートを注入して埋めて再塗装した。これでやっときれいな外観になった。良くしたもので今まで買い手がなくて空き家が多いと思っていたが、今は少しだけになった。人間と同様に建物も外観のよさで売れ行きが違うのである。
 管理人の経理不正が続いたことを契機に自主管理から管理会社に転換した。改装のピッチが上がったのはそれからだろう。懸念されていた下水、上水管工事を済ませた。ポンプ室で最上階まで上げて貯めていた方式から各戸へ直接配水することで水も匂いが消えた。高齢者が多くなり、スロープ専用のドアもつけた。車椅子でも出入りが可能になった。
 さて、数年前にベランダに鳩が営巣するので鳥避けネットを張った。それを解体することになった。マンションの12Fというのは鳩にとっても蚊が居ないこともあるし、外敵も居ないので、快適だったらしい。卵を抱卵する姿をみるとすぐに撤去していたがバカらしくなってネットにした。
 すると視界が悪くなる。解体すると見事に晴れるような視界が戻った。すぐ近くで鳩がまた営巣の機会を狙うかのようにこちらを眺めている。工事が終わり次第またネットを張るぞ。ベランダは入居以来、自分の領土ですからね。実効支配しておかなくては。実行支配せずに、放置していた頃はずうずうしくも巣から離れようとしなかった。特に孵化するとさすがに撤去は出来ない。鳩でも隣国外交でも譲歩してはだめ。少年時代は愛鳩家だったから甘かったのだ。追い払ってもすぐに巣づくりする。実行支配が一番だ。
 今回はスチール製サッシをアルミ製に交換する工事もある。何かと煩わしいが台風や強風で吹き込む寒気を防ぐことになる。気密性の高いサッシなら暖房も節約できるだろう。しばらくの我慢だ。

コメント

_ マジコン販売 ― 2012年09月20日 12時35分23秒

清々しい秋が好き!

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本で一番美しい山は?
ヒント:芙蓉峰の別名があります。

コメント:

トラックバック