愛知はあいトレ政争で乱世の様相?!2019年10月27日

 27日14時から16時まで名古屋駅前で行われた「頑張れ日本」の街頭演説を見学に行って見た。チャンネル桜の水島社長、三輪さん、村田さん、辺りは番組の常連なので分かっているが愛知県支部では東郷町議の若園さんしか知らない。大村知事を辞任させる主張はもっともなことで正論である。
 しかし、大村知事はあいトレ以外に失政はなく、可もなく不可もない県政を率いてきた。引責辞任は難しそうである。ネットではリコールの話が渦巻くがこれも演説の中で触れられた。何と有権者60万人以上の署名が必要とのことでした。現場では私も署名してきた。リコールのための署名集めは河村市長の時に経験した。あれだけの盛り上がりが再現できるか、どうか。
 最終的には三輪さんの県議を締め上げろ、との主張は心に響いた。そうだ、県議こそは県民の有権者の代表なのである。ただし名古屋市在住の県議はほぼ存在感がない。
 先の県議選で天白区選出の県議を支援したがいつのまにか不祥事で失職していた。天白川の治水対策を訴えたかったが、若い県議は頼りない。名古屋市土木事務所に訴えてもあれ(天白川)は県の仕事といって取り合わなず、真剣に耳を傾けない。
 日進市域は扇型の集水桝のように広がり、名古屋市境で一気に縮まる。かつてあった池はほとんど埋め立てられ、保水の役目を果たした水田も宅地になって減ったから天白川にすぐに流れ込む。今後も対策しないと暴れ川になるだろう。野並地域は再び泥の海になる。
 ユーチューブには津田芸術監督に損害賠償訴訟をそそる主張がある。なるほどと思わせる。しかし、津田氏には支払い能力はなさそうだ。税金(補助金)をもらわないと左翼芸術家は食べていけないのだから。法律で論破して勝っても仕方がない。マスターベーションに過ぎないのではないか。
 演台の最後は愛国クラブの代表が立った。愛知県に保守陣営のスターが居ないことを嘆いて居られた。もっともなことである。愛知県では多くがトヨタ自動車の方を向いている。メディア、会社、会社員、政治家、公務員も否応なくトヨタに奉仕する形が出来上がっている。トヨタも自民党だけでなく、野党にも政治献金をしているはずだ。愛知の立憲が強いのは旧民社の流れを汲むからである。
 トヨタへの上目遣いの政治風土がある。中国への進出の意欲たっぷりのトヨタに対して大村氏は清華大学との協定にも締結した。これからどうなるか。スパイ天国の日本で何を盗ませるのだろう。
 ただ日本企業も賢くはなった。敢えて盗ませて中国市場を確保している面もある。ある建機メーカーは中国へ輸出してもカネを全額払わない。それで撤退するのではなく、盗まれた建機がどこで使われているか、とGPSをこっそり忍ばせた。そして使われている現地を突き止めて現地のユーザーとの直接取引で回収困難を克服した。
 あるいは中国人技術者に機密情報へのアクセス権を敢えて渡して図面など盗ませた工作機械メーカーがあった。その会社も中国で売り上げが減るどころか増えている。技術は日々進歩するのでおそらく中国人には宝の持ち腐れであろう。キャッチアップするよりも手っ取り早く輸入する方が早い。
 さて来年のリコール解禁の時期まで後3ヶ月しかない。人の噂も75日で大勢は大村知事の戦略勝ちであろう。ネットでの保守陣営の声は高いが無力感がただよう。新聞紙面からあいトリの記事が消えれば人々の記憶も薄れるからだ。
 一方で愛知県の施設「ウイル」ではあいちトリカエナハーレ2019『表現の自由展』が開催されていた。知らなかったなあ。こっちも行きたかった。これはもちろんあいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」のパロディである。これもありだ。検閲で逃げ切った大村知事もこれは黙認するしかない。朝日新聞が騒ぎ、中日新聞は無視。中日の県民版では同じウイルで開催された在日コリアンの医療福祉を通じての多文化共生のシンポジユムを取り上げた。ウイル付近が騒然とするのは当然だろう。
 かくして愛知県は騒然としてきた。既存メディアに支えられた在日コリアン対ネット民の対立軸になろうか。ネット民が怒りのボルテージを上げる切っ掛けはなんだろうか。日本人は贖罪感から人道的配慮を施して在日コリアンを特別永住者として受け入れた。しかし在日コリアンは同じ仲間を増やし、日本人を締め出す(排除)。芸能界、プロスポーツ界、アマスポーツ界、メディア、司法、経済界、政界と浸透。すっかり日本社会になじんだ。
 芸術の名のもとに天皇に触れたところで日本中が騒然となった。日本人が一丸となれる。これを国体という。記紀万葉は日本の根幹であり、これがあるから度々の国難を乗り越えてきた。天皇は制度ではなく、日本人が唐の国から独立した際に日本を率いてきた存在。飛鳥時代から平安時代へと移り行く。天皇は時代が変われども変えてはいけない日本人の心のよりどころである。