クマ捜索も発見に至らず2015年05月30日

NHK NEWSWEB 三重県のニュースから
捕獲したツキノワグマを三重県が、隣接する滋賀県側の山中に地元への連絡をしないまま放していた問題で、三重県は30日もこのクマがいるとみられる岐阜県海津市の山中で捜索を行いましたが、見つけることはできませんでした。
今月27日に滋賀県多賀町で女性がクマに襲われて大けがをしたことをきっかけに、その10日前に三重県の職員が県内で捕獲したツキノワグマを滋賀県側の山の中に放し連絡をしていなかったことが明らかになりました。
放したクマが女性を襲ったかどうか、分かっていませんが、三重県は不適切だったとして滋賀県側に謝罪しています。
クマには発信器が取り付けられていて電波が28日から三重県境に近い岐阜県海津市の山中で受信されています。
30日は三重県と海津市、それに地元の猟友会のあわせて20人あまりが山に入って、捜索を行いました。
しかし、地形が険しくクマを見つけることができないまま、捜索を打ち切りました。
三重県によりますと、発信器からの電波は受信できていて、クマは引き続き海津市内の山にいるとみられています。
31日の捜索について三重県は、海津市とも協議したうえで決めることにしています。
クマの捜索にあたった海津市猟友会の竹中孝道会長は、クマの姿を見ることができなかったもののマーキングの痕を見つけたことから近くまで近づくことができたのではないかという見方を示しました。
そのうえで、竹中会長は「クマの捜索に慣れてないのできょうはクマがいる場所の特定や捜索班の連携がなかなかうまくいかなかった。
住民に危害を加えないよう早くクマを見つけ出したい」と話していました。
05月30日 11時35分
以上
海津市付近の地形図
http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.193205,136.590314&z=15&base=std&vs=c1j0l0u0

 石津御岳付近はハイカーが多いと思うので、養老山から多度山にかけての登山口や縦走路では周知が必要だろう。空腹の熊は民家を襲うこともあるかも知れません。
 中国山地辺りでは捕獲した熊を放す場合、唐辛子スプレーを噴霧して2度と人間に近づかないように躾けてから放すという。三重県はそのまま放したみたいだから、恨みで、人間を襲うのだろう。
 三重県いなべ市で捕獲された熊もおそらく、岐阜県や滋賀県から南下してきたものと思われる。したがって、滋賀県で放したこと自体は責められない。但し、連絡はすべきであった。そのことでは三重県知事も謝罪している。
 岐阜県は当然として、滋賀県の湖北、湖西もかなり生息している。私も三重ヶ岳(さんじょうがたけ)で見た記憶がある。低山だが鈴を鳴らすなど注意するに越したことはない。