もう夜桜?!2012年04月01日

 今日午後から栄・丸の内にでかけた。天白川の橋を渡っていくと区政協力委員時代にお目にかかった人なのでちょいと会釈して過ぎた。しばらくすると思い出したように名前を呼ばれたので振り返る。するとあの写真展に行ってきたよ、という。
 あなたの一の壁の写真には感動したといった。撮影位置も「壁に張り付いて撮るんですよ」と言ったらやはりそうかと一言。その人も高齢ながら写真が好きでいつも一眼レフを構えている。もう一つのトラス山も「あれはあそこに行った者でないと撮れないからね」という。要するに誰にでも撮影できない場面だから価値がある、とこの人はいいたいのだろう。
 絵葉書的なかっちりした構図や光で優劣を競い、プロに近づこうという趣旨ではない。こんな素敵なところへ行ったよ、珍しい風景をみたよ、というパフォーマンスなのである。それをこの人はよく理解して楽しんでくれたのである。嬉しいではないか。
 懇親会で奨められたキャノンG1Xを見に大須を覗いたがない。家電量販店にもない。売れ筋で在庫はないようだ。大須界隈はものすごい人手である。ヤバトンには20mくらい行列ができている。丸の内の事務所まで徒歩で行く。
 今日は50年史の最終仕上げである。2月初旬から資料の『東海山岳』1号、3号を購入。みな北海道の古書店にあった。マカルーは天白区の無店舗古書店で購入できた。2号は先輩から借りた。それを読み込みながら、構想を組み立ててゆく。
 周辺の図書も傍らに置く。深田久弥『ヒマラヤの高峰』『ヒマラヤ登攀史』はどんな山かを知るため。『日本登山史』はおおよそのできごとの把握。川喜多二郎『鳥葬の国 チベット』『パーティ学』『発想法』梅棹忠夫『知的生産の技術』は原真がマカルー隊員に学ばせたKJ法の参考書。『岳人50号』は伊藤洋平の岳人誕生秘話。『快楽登山のすすめ』は原真の考え方、『絶対に死なない 最強の登山家の生き方』は加藤幸彦の考え方、『屏風岩登攀記』は石岡繁雄の登山記。尾崎隆『果てしなき山行』は亀山の人の登山記。『戦後値段史年表』は昭和30年代のコーヒー一杯の値段を調べるため。東京では60円でしたがワダコーヒーに問い合わせ中だ。分かるかな。初任給が1万円くらいだった頃の話。
 以上を頭に沁みこませて、時系列で出来事を書き進めて行く。その間にエピソードを挿入し、本文からも引用して膨らませる。400字詰めで60枚分。つぎはぎだらけだがやっとできました。
  ”ヒマラヤの雪と氷の高峰に命をかけて挑む若者”  拙作
 帰路、天白川に差し掛かるとぼんぼりが点灯されていてきれいでした。

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ヒント:芙蓉峰の別名があります。

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