剣岳の風雪のビバークから生還2018年12月31日

ソース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181231/k10011764221000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002
北アルプス 剱岳 2人を救助
以上
 富山県警の山岳救助隊のヘリがお見事でした。一瞬の冬型の気圧配置のゆるみを見逃さず救助に向った。
 剣岳の山の天気で気温などチエックすると、朝9時現在で、標高3000m付近でマイナス13、2℃、2000m付近はマイナス11.7℃。風も1秒間に11m以上ですから正に風雪のビバークです。
 しかし、冬の剣岳を目指そうとする登山者にはそれが分かっていたはずです。
 なぜ捕まったのか、天気図を12/25までさかのぼると、良い天気で池の平山まではスイスイ登攀ができたと思われる。しかし25日から天気が悪くなった。また雪が重くてラッセルに疲労したかも知れません。そこで救助の電話をかけた。
 ビバークだけで7日間も良く持った。暖かい衣料と充分な食料・水、雪洞を掘る技術と体力もあった。加えて通信手段を確保していたことも大きい。体力や技術的には問題はなかったにせよ、年末にかけて天候の悪化の読みができなかった。
 天気図を書く知識はあったのだろうか。悪くなると予想したらすばやく懸垂に次ぐ懸垂で下降する。低山域まで下れば風雪はやわらぐ。元旦には冬の剣の登頂を考えていたんだろう。まあ無事で良かった。

小牧山に登る2018年12月31日

 昨夜、年賀状を投函すると年納め気分が高まる。今朝は日進市方面に走ると冬晴れの良い天気だ。御嶽山の雪の頭が見えて好ましい。給油、灯油、洗車などの雑用はさておいて、この際小牧山へ走った。東名・名古屋ICから西進すると小牧ICはすぐである。
 アピタ店内で遅い昼食をとってから登山口を探す。山腹の歩道を当て所なく歩くと時計の反対にやや半周してから山頂に向う歩道に入る。何分85.8mの山である。比高60mほどなので10分もかからずに山頂へ着く。
 小さな山であるが、冬でも青い照葉樹林を中心に、まだ紅い紅葉も残っている。樹齢500年はありそうな大径木が生えていて、植生は豊かである。
 山頂のお城は今日は年末で閉館中。ただし明日から三が日間は特別に開館するという。城の後つまり北側に回ると、御嶽山が真っ白に輝き美しい。右には中央アルプス、更に右は恵那山が見えた。傍らには2等三角点の小牧山が埋まっている。少し雪が残っている。
 南に回ると名古屋駅前の高層ビル群が見える。尾張野の展望台なのでゆえに信長が城を築いた。近くでは発掘工事の最中であった。見当をつけて南へ下ると藪の中でごそごそする。良く見るとウグイスである。冬のウグイスは笹子という。笹鳴きともいうが今は声は出さなかった。
 大勢の散歩者が下って来た。散歩圏に住んでいる人がうらやましい。