名古屋城の天守閣木造復元問題2018年05月30日

河村市長「クレーンで障害者を天守閣に」 名古屋城問題
 名古屋城木造新天守にエレベーターを設置しないという名古屋市の方針に反対する障害者らが21日、市役所前で抗議集会を開いた。視覚や聴覚に障害がある人を含む約150人が参加し、代表者が抗議文を河村たかし市長に提出した
 参加者は4時間にわたって「(市が代替案とする)新技術でごまかすな」「エレベーターは絶対必要だ」などと訴えた。主催団体の斎藤縣三共同代表(69)は「健常者も含め大きな市民の声にしたい」と話した。

 一方、河村氏はこの日の記者会見で、クレーン車を使った新技術を応用して障害者を新天守低層階まで運び上げる案を示した。「なるべく上まで上がれる挑戦をする」と、障害者へ説明を続ける考えを示した。

名古屋市、障害者参加の協議会設置を検討
 また、名古屋市は17日の市議会経済水道委員会で、渡辺正則・観光文化交流局長が「障害者への説明不足があった」と述べ、障害者の意見を聴く協議会を設置する検討に入っている。「新技術によるバリアフリー」という方針は変えないものの、障害者にも研究開発に加わってもらうことで溝を埋めたい考えだ。障害者団体に改めて方針を説明し、参加を呼びかけるという。

 渡辺局長によると、協議会は河村たかし市長をトップとし、研究開発者や木造化の施工業者も加わり、障害者のニーズを踏まえた新技術の実現を図るという。7月までに初会合を開きたいとの考えも示したが、障害者団体の協力を得られるかどうかは不透明だ。
以上
 クレーン車とはいかがなものか。
 EVなしで復元していただきたい。そこで提案したいのは、登山で山を登っていると、植林、伐採作業、山の上での土木工事などで近年はモノレールをよく見るようになった。あれを応用出来ないかと考えてきた。
 今日もFBに投稿しておいた。世界で初めて開発したメーカーは㈱ニッカリという。50CCのガソリンエンジンを積んだ自走式が普及しているが、電動化、車椅子移動用も開発されていると知った。
https://www.youtube.com/watch?v=vi8iTz9seSU
9分07秒辺りで見られる。
 これをカスタマイズできないだろうか。半円形を描いて昇降すれば床のみの固定で自立できる。
 木造化した天守閣は建設後1000年は持つ。だから柱や梁に余計な付属設備を取り付けないことである。柱に穴を開けたりすると強度も落ちる。腐食もする。その点、モノラックは仮設であるから構造はシンプルで、取り外しも楽だろう。 
 50年後、100年後は不要になることも考えておきたい。今は車椅子に乗らざるを得ない身体障害者も将来はサイボーグで自力で歩行できるかも知れません。
 これはいい加減な話ではなく、名古屋帝国大学医学部を出た医師で山岳会の先輩のU氏は脳性マヒを手術と訓練で治癒の道を開拓したのである。死去後は岡崎の青い鳥学園の後輩に引き継がれている。
 木造は長い目で見るとEVなしを支持する。EV設置なら木造化は中止し、コンクリートと鉄筋で50年ごとに立て替えするが良い。