4月句帳2017年04月09日

  3/26 天白川俳句(話)会
長閑さやいつまで続く俳話会
・・・2010年5月以来、脱落者なしに続いてきた。80歳を超えなんとするこれからはどうなるのか。

  3/28 岳連理事会
八人の犠牲は重し春愁
・・・開口一番那須町の山で起きた高校生ら8人の雪崩事故の話題。出席者全員が立って黙祷し、哀悼の意を表した。

  3/29 某県議と会う
人の世に救いの手あり春の宵
・・・自分だけで解決するには荷が重い。そんな時政治家の助けも要る。政治家とは人脈のハブ空港(中継地)と知るし。

  3/30 さんぱつ
暖かやすその刈り上げ要望す

  3/31 弥生尽
遅々とした歩みなれども弥生尽

  4/1 豊田市自然観察の森ネイチャーセンター写真展
里山を丸ごと保つ木の芽時

春山や失われゆく里の景

  4/1 天白川緑道に雪洞(ぼんぼり)が灯る
天白の柳青める河川敷

雪洞に灯点りそぞろ歩きかな

  4/2 新城市鳳来湖の上臈岩撮影行
あちこちに咲くやキブシの花垂れり

ヤマツツジかつてはありし川合村
・・・湖底に沈んだ川合村には上臈岩の伝説があった。洞穴には高貴な女郎の櫛簪があったという。持ち帰ると葉っぱに変わるとか。

鳥交る上臈岩に巣のありぬ
・・・湖岸からバードウォッチャーが超望遠レンズで鳥の交尾を観察していた。固定したクライミング用ヌンチャクもしっかり見えた。繁殖期はクライマーも自粛するとか。

春のトビ湖面すれすれ飛来せり

  4/5 歯の治療
春愁やとみに通ひし歯科医院
・・・加齢にともない抵抗力が弱くなって歯のトラブルが増えた。

  4/5 元名古屋家裁調査官による成年後見制度のセミナー参加
春暑し八十席みな埋まる
・・・名古屋家裁の元調査官による初めてのセミナー開催。コスモスの岐阜や三重からも来場して81席は満席になった。

  4/5 山岳会の総会・例会
新参の若き人来て始まれり
・・・3月に例会見学、定光寺の岩登り参加で入会を意思表示した40歳の新人が正式に入会となった。4/3は単独で野伏ヶ岳に登山したという頼もしい新人である。

  4/6 中日信金尾張旭支店でシニア人材面談会に行く
尾北には仕事埋もれり春の昼
・・・昨年11月から経産省、中産連、信金の連帯で始まったシニア人材の発掘。富山県の高岡信金から一宮信金、豊川信金、四日市信金などに積極的に動いたが応答なし。係の人曰く「まだ決まった人は居ない」とか。「野に遺賢なし」なのか。若い社長のバイタリティを支援したい。

花冷えやベスト着て行く面談日

  4/7 コスモスあいち民法研究会(東区生涯センター)
セミナーの話してゐる春の暮
・・・昨年春からコスモスあいちに魂を入れるべく始まった広報活動も1年経過して成果を挙げてきた。まだまだこれからである。

春の夢語りつつ飲む水割りを

  4/8 橋幸夫 INブルーノート名古屋
春の宵一期一会のコンサート
・・・3/20に続いて名古屋に来るというので行って見た。怪しげなナイトクラブ風の雰囲気だ。橋幸夫も初めてのステージという。今夜の出会いは今日かぎりのこととコメント。同年代の女性同士のファンが目立った。全席50名くらいか、コスパが悪く、音響効果も今一。

春の夜のパフォーマンスのフアンかな
・・・リズミカルな曲で突如、立って両手を振り、足を躍らせる男性の老ファン。橋幸夫も目を丸くして、苦笑いして困惑気味だった。

春の夜やな踊りそと引き踊らせり
・・・店の女性スタッフが老ファンを制し、着席を促すが、広いスペースに導いて躍らせた。

歌われず後ろ髪引く春の夜
・・・今夜は得意の股旅演歌は抑え、都会風の歌に終始。そこが残念だった。「潮来笠」だけは歌ってくれたが。

御園座のビルに垂れたり春の雲
・・・小雨降る広小路を歩くと伏見駅の上に御園座のビルが出現。上には雨雲がかかっていた。年内に竣工し、来年3月には杮落公演がある。

花の雨人は少なし夜の道