伊賀焼の土釜で炊く2013年10月12日

 西友系の無印良品で手に入れた逸品。能書きは
「土釜おこげ 3合炊き 3合炊き 約直径22×高さ15cm

直火で手軽に炊飯ができる土鍋です。火加減を途中で調節することなく、約17分でおこげ付のご飯が炊けます。(伊賀焼)」
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4934761052076?sc_bh=param1

 早速、梱包を解いて、残りご飯を入れてまずはお粥をつくり、釜に馴染ませる。その後1日おいて、米を炊く。水は600ccとあったが多すぎる気がして500cc位で炊いた。ガスは中火。

 コンロの前を離れて少し香ばしい匂いが漂うので見てみると少し焦げたような感じだった。すぐに火をとめた。金属の鍋ならば、チリチリという音がする。鍋の内側の粘々が固形化する音であろう。土釜は重い蓋の隙間からシューと蒸気が吹いているだけだ。衰える寸前に火を止めた。十数分蒸らした後、蓋をとってみると、美味そうな匂いというより香がする。底には少しこげがあった。
 お椀にすくって食べると実に美味い。おかずが要らないほど美味い。常備菜の海苔を塗って食べると飯の美味さが引き立つ。海苔の甘辛い味が米の甘さを引き出す。この味こそ子供の頃に親しんだ釜の飯ではないか。

 法事で田舎に帰ると、親戚で大量のご飯を炊く。これが美味い。米の質も良いのだが、沢山の量と、水、ガス釜の強火が良いのだろう。混ぜご飯はとくに顕著に美味い。次は混ぜご飯にするか。

 さて、メンテナンスは重い分、やや慎重にしなければならない。食欲の秋を支えるツールが頼もしい。