「岳人」5月号を読む!2013年04月18日

 今朝も穏やかな春日和!厚着をしても寒かった今冬がウソみたいに暖かい。そして爽やかな風が心地よい。しばらくの間は季節を楽しめる。5月ともなれば汗ばむ季節になろう。

 さて、先週、毎月15日の発売前に贈られてきた山岳雑誌「岳人」5月号。注文した覚えはないし、投稿した記憶もない。ぱらぱらめくると思い出したのは、所属の山岳会で出した50周年記念誌を送付したことだ。会報欄はいつもチエックしているが、ど真ん中に紹介されていて悪い気はしない。著名なしっかりした山岳会でもないのにと、面映い気がした。

 なんでこんな丁寧な紹介文をいただけたものか。今回の発行では他に誇るような特筆すべき記録も紀行文もない。平凡な原稿内容よりも製本の作りこみが担当者の心に響いたのかな。それに和綴じ、という今時珍しい造本。会員の中に老舗紙屋のSさんがいて在庫を寄付してくれた。それを使って丁寧な造本をしたIさん、有志が集まって、和綴じの作業を手伝った。Iさんの職人芸で出来上がった。これが編集者の目に浮かんだのか。50周年をささやかに祝われたようで嬉しいことだった。

 今号の特集は「ゴールデンウィーク 雪稜にチャレンジ」というテーマ。同じ内容は一冊としてないのだが、GWは雪稜へと誘うのは定番のテーマだ。私も4月末、3人パーティで前夜発日帰りで白馬乗鞍から金山沢の滑降を予定している。
 プランのスケールは小さいが、北アルプスの雪稜にチャレンジするのだ。シールの手入れ、スキー板の滑走面のエッジ、付着糊剥離、ワックスの処理など、メンテナンスをしておきたい。それと低体温症対策も。
 
 週末はトレーニングを兼ねて、ヤマケイから出版される『日本三百名山』の藤原岳へ取材山行を挙行したい。雑用に追われて中々行けなかった。福寿草ももう残っていないだろう。良い天気を祈る。