早春の美濃の里山の黒岳を歩く2023年03月11日

 朝6時30分に出発。都市高速から東海北陸道の郡上八幡ICに向かった。郡上八幡から登山口の和良町厚波(あっぱ)へ。2週前に下見がしてあったのでスムーズです。
 厚波は五軒くらいの山村ですが南向きの1軒は人がいたが他は空き家でした。家は手入れされているので春から夏の間は居るかも知れません。

     寂しさや空き家の目立つ里の春

 山里を通過すると金山町への林道を走る。2km地点に古い登山口の道標があったが朽ちている。   
 昔は信仰で登山されていたらしい。今は廃道です。金山町との境が峠になっている。ここが登山口になる。
 そこから古い林道の廃道が尾根の半分の距離までつづいた。途中の南向きの雑木林にはマンサクの花がきれいだった。

     待ちきれず咲くマンサクの花細し

     
     さみどりに淡き黄色の樒かな 


 林道の終点からはかすかな踏み跡があり尾根に達したらヤブを登る。尾根上に出たらアップダウンはあるが消え入りそうな踏み跡をたどると山頂だった。
 展望は無し。山の神様を祀った祠の跡があった。これは厚曽(あっそ)側に向いている。実際厚曽の古老に話を聞いたら昔は登拝していたが今は下ろして里に祀ってあると言われた。厚曽への尾根も上から見る限りは植林の疎林でヤブではないために使えそうだが取り付きが困難。送電線保守路も厚曽の392m地点付近を下見したが跡形もなかった。ここも廃道か。
 結局はこの金山町と和良町の境界ルートがよく登られている。往路を戻った。
 車に戻ってまず道の駅「和良」へ行った。R256ですぐだ。ここで腹ごしらえした。スマホで調べると上之保温泉ほほえみの湯へは小那比川経由が少し早い。
 一車線の山岳路だが秘境の趣がある。津保川とその支流の村は高速道路や電車からも見放されて発展する機会がなかった。時代に取り残された山村である。しかしそれだけに鄙びた良さはある。

     早春の渓間に泳ぐアマゴかな    

 県道63号から85号になるとほほえみの湯が近い。一風呂浴びてもまだ時間があったのでネクストの山のアクセスの下見をした。県道85号を少し戻って県道294号で金山町へ山岳路の小合峠を越えた。峠の北が高岡山になる。
 県道58号を左折。和田から左折すると御前ヶ岳の登山口だ。逆に南下すると袋坂峠を越えて奥田から岳山の登山口になる。
 帰路は流れの良いR41に出て帰名した。

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