湯豆腐や命の果ての薄明り 久保田万太郎2022年10月28日

 色んな人がいろいろに解釈をしている。背景を考えなければ平凡であるが、そこは作家の言葉の斡旋で読み過ごされないような心配りがある。命の果て、って何だろうと思わせる仕掛けがある。
 小林一茶もそうですね。
    露の世は露の世ながらさりながら
子供の儚い人生を詠んだ句です。
 名句の奥深さをじっくり味わいたいものです。