夏焼の山懐の田水張る 拙作2022年05月18日

 稲武町の城が山は夏焼という地名を冠して夏焼城が山と呼ぶ。城が山の西側の麓が夏焼という緩斜面である。ここの山沿いに塩の道が通じている。否通じていたというべきだ。今は国道153号になった。
 歩いていたらその一角で山田に水を張ったばかりで美しい。やがて苗が植えられて苗田、青々と育てば青田になり、稲田になり秋田になる。刈り取ると刈田になる。言わば田の変遷の最初である。その前に田起こしもあるのだが。