第2回目のワクチン接種2021年08月05日

 14時20分、車内の暑熱をエアコンで飛ばしながら接種会場の天白区役所に行く。14時30分過ぎPへ。ちょうど14時45分に受付に回される。幾人ものチエックを受けながら最終的に接種を受けた。ちくっとした痛みが走るが、何でもない。15分間の待機時間を過ごして終えた。2週間もすると抗体ができるとかいう。

 所属の俳句結社誌8月号にはワクチン接種にからむ俳句が13句もあった。この非日常的な体験を何とか句に残したい気持ちがよく現れている。おそらく全国的は多数のワクチン接種にからむ俳句が作られただろう。
 とはいえ、まだ接種率は20%程度という。それでも高齢者のコロナ禍の死亡は減った気がする。正確な数字は把握されているのだろうか。大抵は複合的な要因で死んでいく。なのでコロナ関連死から意図的に除けば死亡率は減る。

 そんな中に、
      ワクチンは挨拶ことば夏来る   B
というのがあった。「俺ワクチン打って来たよ」「俺はまだ予約もしてない」「昨日予約を済ませた」などとたわいもない話である。限りなく川柳に近い俳句である。川柳と俳句の違いは紙一重である。大きな違いは人事句である。
 ひところ、俳句は人間を詠め、と叫んだ結社があった。自然詠を馬鹿にしていた。しかし、その結社主宰が力を持ったためか、俳句界は駄句で溢れた。人間を詠むのは良いが、つまらん出来事を詠んでもなあ、と思う。低徊趣味である。
 今やこの結社や俳人の話題性は無くなった。俳句の原点である自然詠に戻るのだろう。

 相変わらず、コロナをただの風邪とみなす発言もあり、ワクチン接種しない人も多々いる。接種は強制ではないからそれはそれでいいだろう。