仏庫裡を歩く2021年04月11日

『設楽町誌』から
 愛知県の山の中でも難読で由来が分からなかった仏庫裡。『設楽町誌』の村落図にヒントがあった。ぶくり小屋が今の仏庫裡。
 ぶくりはぼっくり、ぽっくり、ぽくりなどという。高下駄のことである。明治期に木地師を導入して原生林の伐採をした。木地屋の店で見ると、お盆、曲げわっぱ、お椀とかの日用品が多いが、中には山中に小屋掛けして高下駄を作る木地師もいたであろう。
 段戸山中の無名の三角点を登った際に、道のないところに草深く埋もれた菊の御紋の墓を見たことがある。山から山へ良材を求めて移動するから先祖の供養もできないまま草に埋もれてゆくのである。

 旧稲武町には木地山という地名があるし、月ヶ平なる山もある。月は槻のことで、ケヤキである。かつて揖斐川町の日坂峠近くにブクリヤの地名があったが、今は地形図からも消えた。同じ意味と思う。

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