古道に関する書物整理2020年10月31日

 今日は小寒い朝。洗濯を済ませて遅い中食を用意するとすぐ昼前になってしまった。午後は書物の整理整頓を行う。山岳会で古道をテーマにする事業が始まったので、関連の書物を集めておく。

山岳古道 推薦の目安

《推薦のポイント》

★できるだけ、4時間以上歩く距離があるところ
★山中を歩くことが多い古道
★歩いておもしろい道、興味がある道、歴史的文化的な要素がある道、忘れられている道など

1、 司馬遼太郎「街道をゆく」シリーズ・・・作家としての紀行集

2、 藤森栄一「古道」と旧版「かもしかみち」・・・古代遺跡発掘に生涯を掛けた人の旅

3、 高桑信一「古道をゆく」・・・全国の古道を歩いた紀行集

4、 松濤明「風雪のビバーク」の中の「春の遠山入りに出てくる”小川路峠”・・・南アルプス登山の前山越え

5、 権兵衛街道・・・木曽の中山道がにぎわうに連れて伊那から木曽へと物資運搬のために権兵衛峠(木曽山用水)、姥神峠が開削された。

6、 東山道の御坂峠・・・万葉集にも詠まれた歴史ある道。北畠氏はここを越えたのだろう。

7、 木曽古道・・・中山道以前の山腹の古道。山里と山里をつなぐ道

8、 「ぎふ百山」の中の蠅帽子峠(官道)・・・水戸の天狗党800人が人馬、大砲を解体して越えた道。今はブナ林。

9、 青森県の算用子峠を越える松陰道・・・吉田松陰、松浦武四郎、菅江真澄が越えて蝦夷へ渡った道

10、 長野県への白巣峠を越える御嶽登拝道・・・地元個人の尽力で開削されたが中央線が開通すると寂れた忘れられた信仰の道

11、 福島から米沢市へ越える板谷峠(板谷街道)・・・上杉鷹山は江戸から旅してきた細井平洲(東海市出身)を普門院で迎えたという。

12、 飛騨から信濃へ越えた野麦街道・・・女工らが諏訪の製糸工場へ通った道。

12-1美女街道

13、 飛騨から信濃へ越えた安房峠の旧道・・・ウェストンが越えた?

14、 越中から飛騨へ入る飛騨街道・・・凡兆、ウェストン、小島烏水、普羅などが越えた。