やっと届いた厚生労働省のマスク2020年06月04日

 昨夕、我が家にもマスクが投函されていた。
 産経WEBは「 政府が全世帯へ配布する布マスクの配達が愛知、岐阜両県で14日、始まった。既に東京都や大阪府などで配布が始まっており、東海地方では初めて。14、15日は、愛知県では名古屋市西区、中村区と清須市内に、岐阜県では岐阜市内に届けられる。
 14日は名古屋市の名古屋西郵便局と岐阜市の岐阜中央郵便局で、マスク配達のためのバイクが出発。今後、厚生労働省から他の地域向けのマスクが届き次第、配達地域を拡大する。 配布は4月17日に東京都で始まった。政府は愛知県や岐阜県を含む「特定警戒都道府県」から順次配布し、5月中に全国で配り終える予定。
 布マスクは「アベノマスク」とやゆされ、一部に変色など不良品が見つかり回収される騒ぎもあった。」と報じた。他紙はすでにファイルが消えていた。
 5月中というが6月になったのは郵便局の人手不足だろうか。もうピークは過ぎた。これから破綻した経済の再建がはじまる。しかも三密を警戒しながらのことだ。コロナより怖いのは日本経済の対応策である。一旦は瀕死になった重症患者と同じである。ちょっと抜本策に欠ける。全治3年、消費税ゼロが一番有効と思われる。

堀川駅跡界隈2020年06月04日

御園橋を渡ると外堀の城壁が美しい
 丸の内の事務所へはまだ地下鉄に乗りたくないのでマイカーで行く。しかし長時間有料でPできないので路駐する。三の丸はさすがに余地なしなので名城公園へ。雑用はまず愛知県図書館が第一だ。徒歩で行くと発見がある。

 スマホの地図に堀川駅跡と浮かんでいる。そんな駅跡なんてあったかと来てみれば今はこんな更地になった。堀川とつながるところは瀬戸電の始発駅だった。久屋橋辺りとばかり思っていた。 今もあれば「名古屋城正門」前駅として活用すれば便利のいい場所だ。栄から外堀通り線として引っ張れないか。 
 御園橋を渡ると図書館に入る。外堀との城壁が美しい。これまでにたくさんの城址を見学してきたが名古屋城の石の組み方は芸術かと思う。特に東門の橋を渡ってすぐのところからは精緻を極める石組みである。尾張徳川家の威信にかけて建造されたのであろう。
 ここは横井也有の生地だった。名古屋の江戸時代を代表する文人ではないか。下前津の交差点近くには背の高い顕彰碑が建てられている。中経新聞の連載で、今の富士見町から昔は富士山が見えたと『鶉衣』の「噴煙が見えた」との引用文とともに写真を添付したら編集者が「本当か」と言って飛んできた。昔は景勝地だったとか。横井也有は尾張藩を引退してからも城内の舟泊まりから乗船し、堀川から桑名へ渡り、御在所岳の麓の湯の山温泉に湯治に行っている。ただ、隣の部屋から芸者をあげてのドンちゃん騒ぎに閉口した話も書いている。也有の俳句で一番人口に膾炙しているのは”幽霊の正体見たり枯尾花”だろう。
 それで愛知県図書館までは良い道草を食いながらたどり着いたが、目的の本は地域資料というので閲覧すらできなかった。事務所の郵便受けは久々で溜まっていた。自宅以外にもマスクが配布されていた。