旅にしあれば2020年05月15日

万葉集の一首

家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 

・・・昔の旅では温かいご飯や汁ものなどは食べられなかった。今ならさしずめ冷や飯を携帯してぼそぼそした食感の食事風景であろうか。

さて、コロナ禍の後の登山をめぐる話です。

https://sangakui.jp/medical-info/medical-info-1414/
大城和恵さんの案は

登山再開に向けた主なポイント
■登山

・マスク着用、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保、手洗いの徹底

・アルコールジェルやティッシュ、ジッパー付 きの保存袋(ごみ袋用)などを準備

・はなをかんだ後はジッパー付きの保存袋に入 れるなどごみは各自で持ち帰る

・できればテントに泊まり、1人で使う

・山小屋内ではマスクを着用

■山小屋の利用再開

・できれば宿泊者が使う布団や枕、座布団などは撤去する

・山小屋に泊まる場合でも登山者に寝袋やマットを持参してもらう

・消毒しやすいよう、げた箱や床などをビニールで覆う。畳や布などはアルコール消毒しづらい

・就寝スペースは全方向に2㍍間隔を空ける(2畳に1人)

・スクリーニングブースを設置し、できれば防護服を着たスタッフを配置する

※山岳医療救助機構の「登山再開に向けた知識」や取材を基に作成
以上

・・・これまでの登山文化、例えば山小屋の最盛期は畳1枚に大人2人は当たり前でした。これは三密なのでもうそんなサービスは許されません。せめて畳1枚に1人が厳守でしょう。しかも布団の提供はされず、寝袋持参というのです。もう重いザックを担げない高齢者や女性は締め出されます。
 そこで表題の和歌になるのです。不自由を楽しむ発想に切り替えましょうということです。出来れば一人用テントで自炊が望ましいわけです。これは登山の原点に帰結することになります。2020年の夏以降そんな風に登山文化が変わってゆくのです。覚悟しましょう。

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