名古屋の歴史ポタリング2020年04月16日

尾陽神社
 今日は中区丸の内の事務所へ自転車で行きました。ファックスや郵便物、投函などの整理のためです。4時頃に出て、瑞穂区の山崎川沿いの道を走りながら路地を抜けて、途中、荒畑駅付近の尾陽神社に立ち寄りました。境内には管理人が1人いただけ。トイレも感染防止のためか閉鎖中でした。

 御祭神は天照大御神、家康の九男で初代名古屋城主の徳川義直、尾張藩の最後の殿様だった十七代藩主の徳川慶勝。慶勝は朝廷派(尊王攘夷)でしたので、薩長の兵隊をだまって江戸へ下らせています。幕府を守る立場の佐幕派は切り捨ててしまいます。これを青葉松事件と言い、その記念碑は名古屋城内にあります。
 15代将軍の慶喜は天皇家の血筋も引いている。こうすることで徳川の治世を終わらせたかった。黒船で世界史に登場した日本は徳川幕藩体制では対処できないと考えたと思います。
  中央集権、立憲君主へと導くべく、自ら徳川時代を終わらせたのです。
よく似た事件として、ロシア革命前夜、スイスに居たレーニンはロシアに向かうのですが、どうしても敵対するドイツを通過します。この時、封印列車としてドイツはレーニンをロシアへ通過させています。ロシアの混乱はドイツの利益という打算だったようです。後に帝政ロシアはソ連になります。

 帰りは山崎川沿いの桜を見ようと思ったですがもう終わってしまいました。天白川沿いの桜並木も終わりました。