会計指導の話2020年02月10日

 午後から市外の企業に面談に行く。高速料金をけちってR23で行こうとしたら車がノロノロと分かり、高速へ。それでもギリギリになった。今日は何だ、というほど車が多かった。
 話は経営者の現状認識と要望を根底から問い質して探ってみた。要は顧問税理士の税金を納めるための会計帳簿から脱したい、と悟った。業績は好調なので更なる設備投資も構想している。聞くと発生主義ではなさそうだし、貸倒引当金なども計上しているのかな、と思わせる。税金は少なく、手元に現金を多く残したい願望だ。それは必ずしも欲張りではなく、法の範囲内で可能である。貸倒などはまだ不良債権化したわけではないのに予め利益から差し引きするから節税になる。しかし現金の支出があるわけではない。
 大企業などはこうした税制の特典をフルに活用しているのである。別の企業では別会社への移転価格の指導を求められた。これをちょっと調整するだけで利益を増減できる。この会社は破談になった。それで基本のキから指導することになった。受け皿の身内の人とは面談できなかったが後日日を改めて面談することとした。