ビタミンC(アスコルビン酸)の威力2019年12月04日

 11/29の岳連主催「遭難を考える~低体温症の話」の中で、ビタミンCの事が語られた。私も歯磨きで出血した際にアスコルビン酸を備え付けの小さじ1杯か2杯(1g)を服用してきた。するとすぐに出血が止まった。

「低体温症の話」
http://tss1962.blog.fc2.com/blog-entry-1075.html

 この話を聞いてから、予てより悩んでいた空咳に効能がないか、12/1の夜から1gを2時間から3時間置きに服用してきた。すると2日経過した昨日辺りから空咳の回数が減った。今日は顕著に減った。
 咳が減ると体力が凄く楽である。咳が続くと体がぐったいりするくらい疲れる。これは粘膜の乾燥だったのであろう。これが続くと、呼吸器系の病気の一歩手前かも知れないと考えて呼吸器科を受診したこともあるが悪質な咳ではなかった。
 いつもはのど飴でごまかしてきたが何も舐めずに過ごせる。すると糖分をとらず、虫歯にもなりにくい。これはビタミンC服用の効能ではないか、と思われる。

 改めて、ビタミンCと粘膜で検索すると次のブログ記事がヒットした。

「ビタミンA・C・E(エース)で免疫力UP!!

毎日の食事が大切です。食材を組み合わせ効果を高めよう

特定・特別医療法人福島厚生会  福島第一病院
 栄養管理科主任 菅野 史絵」

ソース:http://www.daiichihosp.jp/ronbun/meyoudate/1702.htm

「ビタミンCの働き
皮膚や筋肉、骨、血管の細胞を結合させるコラーゲンというタンパク質を作ります。また、ウイルスの増殖を阻止するインターフェロンの生成を促進する効果も発揮します。水溶性ビタミンなので、体内に蓄えることができず、一度にたくさんとっても排泄されますので、毎食欠かさず食事に取り入れましょう。

ビタミンCが不足したら?
不足すると肌や粘膜が弱り、弾力が失われて、ウイルスに対する抵抗力が落ちます。また、寒さや疲労・発熱などのストレスにより消耗されて、抵抗力や免疫力が低下してしまいます 。

ビタミンCを多く含む食材
野菜(赤ピーマン・芽キャベツ・パセリ・ブロッコリー・など)・果物(キウイ・レモン・柿・など)・芋類(じゃがいも・さつまいもなど)」がヒットした。

 商品名は外箱にビタミンC原末、日本薬局方ビタミンC,アスコルビン酸、第三類医薬品などと印刷してある。メーカーは小林薬品工業㈱。
 効能はしみ、そばかす、日焼け、かぶれ、による色素沈着。歯ぐきからの出血、鼻出血、肉体疲労時、妊娠、授乳期、病中病後の体力低下時、老年期。
 成人は匙に2杯、1gを服用。服用期間は4時間以上置くように注意喚起がある。
 注意書きは7歳未満は服用禁止。尿、大便の検査に影響を及ぼすそうで、医師に伝えよ、とある。服用後、消化器に副作用があること。症状は吐き気、嘔吐、下痢。この場合は中止とする。
 
 この他ブログ「粘膜を強化するビタミンCは美容にも風邪にも最適」
https://news.livedoor.com/article/detail/9488068/

 敢えて分かち書きに編集してみた。

「ビタミンCは粘膜を強化してくれる

 ビタミンCの効能は粘膜を強化してくれることにあります。

コラーゲンと結合することで、皮膚の内側の部分を保湿して潤いを持続することができます。

そのため、お肌の潤いを保つためにもビタミンCがとても重要な働きをしてくれるんですね。

しかし、ビタミンCはお肌の潤いを保つだけの成分ではありません。

体内でとても重要な粘膜の部分も保湿していき、外敵から守ってくれています。

たとえば、目の粘膜、鼻の粘膜、口の中の粘膜までもがビタミンCのおかげで守られています。

もしビタミンCが不足すると、乾燥を招くのも分かりますよね。

ビタミンCを必要としている部分はとても多いので、もし粘膜部分が乾燥気味になってしまったら、菌などに負けてしまい風邪をひきやすくなってしまいます。」とあり、重要なビタミンと理解できる。

 結局、私の空咳が年中続くのはビタミンCが常時不足しているのである。自然の風は良いが、エアコンの乾燥した風には弱くすぐ喉が反応し咳が出やすい。喉の粘膜が乾燥するからだ。それじゃとフルーツや新鮮な野菜は常時手に入り、常時補給できるかというと困難な環境にある。畑から何日も経過して都会のスーパーの店頭にならぶうちにビタミンCはどんどん失われる。自宅のストックでさらに失われる。

 喉の粘膜を守るには、マスク、うがい、喉飴、等があるが、抜本的にはサプリメントのビタミンCの補給が有効である。空咳が治まってきたら、自然に柿、リンゴ、ホウレンソウ、みかん、ブロッコリーなどで摂取に務めるが良い。
 山岳遭難特に低体温症を防ぐには普段からの栄養管理が大切なのだと理解を深めた。