御嶽山の規制区域に入山の疑い2018年03月02日

 読売新聞から
 岐阜県警下呂署は1日、御嶽山の入山規制区域内に無断で入ったとして、読売新聞大阪本社制作局の嘱託社員の男性(61)=大阪府阪南市=を災害対策基本法違反の疑いで書類送検し、発表した。「噴火の現場を見てみたかった」と容疑を認めているという。

 署によると、男性は昨年10月11日、岐阜県下呂市の小坂登山口から入山。立ち入りが禁止されている火口から1キロ以内の区域に入って剣ケ峰に登ったほか、火口から約300メートルの地点まで近づいた疑いがある。パトロールをしていた長野県木曽町の職員が見つけ、同県警木曽署に通報。入山地点の下呂署が検挙した。同法違反の検挙は岐阜県内で2件目という。 以下略
以上
 災害対策基本法
(市町村長の警戒区域設定権等)
第六十三条 災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、人の生命又は身体に対する危険を防止するため特に必要があると認めるときは、市町村長は、警戒区域を設定し、災害応急対策に従事する者以外の者に対して当該区域への立入りを制限し、若しくは禁止し、又は当該区域からの退去を命ずることができる。

警戒区域
戦後日本では、災害対策基本法第63条に基づいて、災害による退去を命じられる区域をいう。同法第60条の避難の指示(避難勧告)とは異なり、罰則付きで区域内への立ち入りが制限・禁止され、許可なく区域内にとどまる者には退去が強制されるため、同法第63条の適用の是非を巡っては慎重の上にも慎重な姿勢がとられる。事実上の避難命令に該当する。
災害対策基本法(原則市町村長が設定 違反者は10万円以下の罰金又は拘留)
以上
 以前も無断で入山してヤマレコに写真を投稿し、それで違反がばれてしまった人がいた。今回で2例目になる。しかもメディアの関係者なので責任は重いだろう。先回のことがあり休日には巡回しているのだろう。登山口の林道や駐車地のクルマである程度は判断して巡回するのだろう。
 登山者の心得として興味本位で警戒区域に入山することは厳禁ですね。ホントにいつ噴火するか分からない。警戒区域指定は事前じゃなく事後に指定した人間側のアバウトな判断に過ぎない。乗鞍岳、白山、立山、八ヶ岳、富士山だって分からない。
 標高2000m付近まで観光道路、ゴンドラ、スキー場などを過度に観光開発した火山地帯が噴火(水蒸気爆発)している。十勝岳、草津白根山、御嶽山、霧島連山、阿蘇山など。