猫のつく山名2017年09月08日

 先日の山岳会の例会で猫のつく山名の山に登ることになった。北アルプス剣岳の北方稜線の毛勝三山の一つである猫又山と大猫山である。周遊でも往復でも11時間くらいの長丁場の山である。にもかかわらず大勢の参加希望者があったのには驚いた。
 元々はFさんが行ったが登れなかったらしいので膝が治ったことを確かめる意味もあって私が持ちかけてみたら二つ返事で決まった。
 それにしても最近は猫ブームで多くの人が猫に癒されている。しかし、登山となればそんなに甘くはない。
 なぜ猫が山の名前に採用されるのだろうか。ググってみると猫のことわざや故事成語は結構ある。
1 猫の額ほどせまい・・・非常に狭い。
奥美濃に猫峠がある。
鈴鹿の釈迦ヶ岳の手前には猫岳がある。
中信に根子山がある。猫の当て字だろう。
以上から猫には狭い、短いのたとえにされている。

短いといえば八丁もある。京都の八丁峠が浮かぶ。

2 猫の手も借りたい・・・猫の手(前足)は短く役に立たないたとえ。そんな猫の手でも借りたいほど忙しい。
猫又山はこのたとえか。

3 化け猫の伝説
東北に猫魔ヶ岳がある。
新潟の『北越雪譜』には「泊り山の大猫」が紹介されている。

黒部峡谷鉄道には猫又駅があり、猫又谷の先には猫又山がある。

ググっていくうちにブログ「山は猫」がヒットした。
http://neko-yama.blogspot.jp/
自己紹介文には
「日本全国の猫にまつわる山々を巡り歩きます。猫にちなむ伝説や言い伝えのある山、猫の登場する文学作品の舞台となった山、猫の姿形をした山や岩などを探訪予定。最終的には全国に分布する「猫山」(地図に載らない猫山も含め)を洗い出し、人と猫と山のつながりを人々の記憶から忘れ去られる前に明らかにしておきたい、というのが狙いです。
 タイトルの「山は猫」は、
芭蕉が会津・猫魔ヶ岳を詠んだ
「山は猫 ねぶりていくや 雪の隙」
からとりました。」だそうな。

十二支に入れてもらえなかった猫の話も面白い。猫という自分なりにテーマを持って山を歩いている人をひそかに尊敬したい。

東区・文化のみち・撞木館までポタリング2017年09月08日

 秋晴れの1日、午後からですが、天白区植田から自転車で、「山、きらめきのphoto展」 (山岳写真 74点)の会場の東区文化のみち・撞木館までの約10kmをポタリングで見学に行きました。植田の交差点から八事の長い坂道を登ります。頂点からは下る一方になります。昭和区、千種区、東区と主要道と路地裏の道を適宜使い分けて撞木館に着いた。約45分ほどである。
 
 3社の新聞で報道されて、結構な来館者に鎌田支部長も電話に説明にと忙しそうでした。
 作品中、和紙で調製した写真が注目されていました。個人的には雷鳥の風姿をしっかり撮影した作品が好きです。特に足の部分の羽毛までばっちりとらえている。氷河期の生き残りという種の悲しいまでの遺伝です。(カモシカ、イワナなども生き残りです。)これがリアリズムだ、という作者の意気込みが感じられて好感を持ちました。
 反対に被写体としての槍や有名山岳はもう良いんじゃないか、と思います。山に機械力が活用されて楽に登れるようになり、非日常の風景がもう珍しいものではなくなった。斬新な切り口での写真を期待したい。
 フクジュソウ一つ撮っても、図鑑で見たような写真でなく、なぜそこに咲くのか、どんな環境か、どんな土壌を好むのか、一枚の写真でそれを表現できたら素晴らしい。

 帰路は八事の坂道を避けて名大の西の四谷の交差点の道を乗り越えました。途中、お千代保稲荷の支社があったので参拝。さらに東山公園の方へゆったり下り、また登り返し、途中から、植田山へ下る細い道を通り、塩釜口へ。アルバイトは八事と変わりない。

 からっとした秋気の1日でした。ライチョウの写真が良かったので今夜はカンチュウハイ2個を空けました。笑