膝に回復の兆し2017年08月29日

 緊急入院の退院後、5/22以来、健康回復のために始めたポタリングも回数を重ねて30回近くになった。近場の所要でもなるたけ自転車を使うので実質はもっと多い。
 顕著な変化は大腿筋がついてきたせいか、地下鉄の急でしかも長い階段の下りで手すりにたよらず、下れるようになったことだ。登山でも登りは良いが下りに自信がなかったのに、何とか無難に下れるようになった。かといって、膝痛が完全に癒えたわけではない。但し、下山の翌日でも痛みを引きずらないことが大きい。
 そこでこれまでの反省である。
 大腿筋の復活で痛みが癒えつつある。ということは登山の回数が減った代わりにポタリングで復活したのだ。
 しかも食べる量が減らないから体重増になった。膝の痛みがでてからも、(それは押入れにしまってあったけい皮鎮痛剤の箱を見ると数年から10年に及ぶが)けい皮鎮痛剤で痛みをごまかしていた。代表的なインドメタシン配合剤は実は貼付した部分から薬剤が浸透して血液の流れを止めるという形で痛みを鎮めていたのだ。
 血液の正常な流れに自己治癒作用があると考えると薬で遠ざけていたことになる。患部が治癒しないまま重くなった体で登山を続ければ膝の軟骨の損傷は大きくなるばかりだろう。加齢で登山の回数は減るばかりだったから大腿筋も退化するわけだ。
 膝の痛みで登山の回数を減らし、スキーも今シーズンは初めてゼロになった。運動量は激減した。体重は80kg近くまで増えた。そこで減量のために減食を心掛けた。60歳以降、増えるばかりだった宴会の回数を半減した。4月には4kg減った。これが体に負担となったようで、5月に発病してしまった。病気は栄養分の何かが不足して起きる。体に必要な栄養分が不足したのだ。
 こうした悪循環が重なって現在がある。結果、3度3度食事をする、運動量を増やすことに思いを致す。膝痛については緊急以外は対象療法的な治療は避けることとする。インドメタシンの常用が中々治癒しない原因を招いているように思う。
 今後もポタリングで発汗を促す。猿投山をトレーニングの山に位置付けて通う。目指すは28歳ころの体重63kgだ。徳川家康が言ったという「人の一生は重き荷を負うて行くがごとし」の言葉。楽をすると駄目なんだなと。