台高山脈・迷岳~東尾根往復2016年11月01日

口迷岳への尾根(下山時)に映える紅葉
 愛車キャラバンの登録は平成15年。ふとメーターを見ると20万kmを越えていた。長いマイカー歴でも断トツの長寿と距離を達成した。名馬は千里を走るというがほんとにこの鉄の馬は疲れない。乗用車タイプよりも背中が立っていて腰の負担が少ないからだろう。商用車であるがこれぞ名馬と言う気がする。トヨタのハイエースは20万kmを越えても90万円の値が付くというがキャラバンははどうか。丈夫な車は結局安くつくのだ。

 10/29は午後3時出発というゆとりの山旅になった。上社南ICから名二環に入り、伊勢湾岸道では横風がすごくて揺れた。時速70kmに落として四駆にセットして走行。橋脚に当たる強風の乱気流で揺れるようだ。四日市から亀山間も午後はゆったり流れる。第二名神ができるまでは渋滞が続く。亀山から伊勢道は高速らしい走行になった。嬉野で一服。大宮ICで降りて道の駅、イオンの店で夕飯や行動食を仕入れる。夕飯は美味しそうな秋刀魚寿司を買った。ここまで約140km、2時間と早い。
 宮川に沿う道をひたすら走る。カラスキ谷公園のPに車を乗り入れた。早速テントを張って今夜のねぐらを設営。不要なものはトイレの着替え室に仮に置く。東屋にコンロ、コッヘルを持ち込んでお湯を沸かす。めいめいが好きなものを食べた。寝るには早いが午後7時には就寝。
 10/30は5時過ぎには起きた。朝もお湯を沸かし、味噌汁、コーヒーなどめいめいが持ってきたものを飲んだり食べたりしてブレークファーストを終える。片づけ、テントを撤収して出発。今来た道を戻る。橋を2つ渡りかえし、左折する。するとトンネル工事中の現場に着いた。トンネル近くの谷の手前に八知山林道の入り口があった。始は舗装だがすぐに悪路となった。4駆にセットしてゆっくり走る。落石は少ないが鋭角の石には要注意だ。羊腸の林道を登ってぐんぐん高度を上げる。林道の二岐が広くなっている。アウトバックが駐車されている。公園で見た車だ。3台来て、1台は別、もう1台が同乗して、この1台で出て行ったから大熊三山かなと思う。
 われわれもPにした。登山の準備を終えて出発。林道を左へ歩く。再び二岐になる。ここの100m右には正式なPがあるみたい。左へ振る。しばらくで右に誘う道標を見て右折。ジグザグの登山道に入った。これが地形図の実線(幅3m以内)で表示された道である。
 この辺りから杉の植林帯から解放されて二次林の美しい林の中を歩く。まだ緑一色であるが黄葉するとなお美しいだろう。地形図通りのジグザグを繰り返しながらガレて明るくなった辺りが1194mの下になる。少し下ったところに登山口の道標を見出す。林内から明るくなった斜面を登りきると1194と1210の鞍部に着く。ここにも道標がある。
 この先は口迷岳まではプロムナードコースであった。ブナ、ヒメシャラなどの疎林を歩く。口迷岳1224mからは一旦下って、尾根もやせてくる。左側に樹林越しの眺めが得られる。林相も喬木が多くなり、原生林と思われる。やがて核心部の桃の木平に入る。二重山稜になり地形が複雑になった。赤テープを確認しつつ、振り返って不足気味のところにはメンバーが手持ちの赤布を付けている。霧が出たらいやらしいところである。
 唐谷川源流部の見事な林相を堪能しながら尾根に取りつく。地形図の町界通りではなく、北の東に張り出した尾根を登っているような気がする。大熊谷側の尾根から北西(左上)へ二重山稜を横断するのはそのためではないか。急登の尾根は痩せているが黄葉が素晴らしい。一段と展望がよくなる。しばらく上ると山頂に着いた。先行者は居ないのでやっぱり大熊三山周回だろう、と話す。
 元気3人は大熊の頭をピストンするという。待機組は2人は尾根の開けた陽だまりのところで大杉谷方面の眺めを楽しんだ。あれっというくらい早く戻ってきた。山頂によって下山する。Pにいくまでにバイク1台が追い抜いて行った。1台の車が向かって来た以外は静かな山である。アウトバックはまだ置いてあった。再び林道を下って車道に戻る。
 帰路は伊勢フォレスト宮川温泉に立ち寄った。事故渋滞の情報で亀山から桑名へ迂回したりして手間取ったが名古屋へは午後7時過ぎ帰還。往復370kmの山旅でした。

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