東三河・本宮山 幸田新三河線鉄塔NO49の巡視路を巡る2016年06月04日

 5/28は宝川源流を詰めて表参道を下山した。その際、荒沢川を渡る橋の手前にマイカーを停めた。新東名がまるでダムの堰堤のようになって、宝川の谷間を塞いでいる場所だ。宝川が荒沢川と分かれる付近の鉄塔巡視路を目にした。その下には必ず巡視路があり登山道として利用できると考えた。
 6/2は6時30分と早出したが高速代をケチって県道56が渋滞ででひどいので、R1にエスケープ。どちらも平日なので渋滞で動かなかった。まず高地池に行くが太陽発電パネルの工事中で入れなかった。行ってみたがPは工事業者に利用されているので転換。豊川市上長山町の最奥の登山口を出発したのは10時になった。マイカーは前と同じ場所に停める。
 荒沢川の橋を渡るとすぐに分岐で直進は宝川源流へ。額田三河線NO38と幸田新三河線の巡視路NO49の案内標が立っている左へ行く。しばらく林道を歩くと宝川を渡渉する。対岸は植林のよく踏まれた山道になった。また幸田新三河線NO49の道標へ導かれて登ってゆく。小さな沢を渡ると山腹の右を歩く。急登したと思うと額田三河線NO38の鉄塔に着いた。一面草地になっている。鉄塔38は右から上部を左へ回り込む踏み跡をたどる。左から高地池からの巡視路と合流。すぐ先に鉄塔NO49が建っている。
 振り返ると本宮山が間近に迫る。どんどん行くとまた巡視路の分岐になる。これはNO48へ、とある。これも高地池からのルートになる。さらに先でちょっと踏み跡が薄くなるが赤テープに導かれて進む。下草がシダで覆われた植林内を歩くと常緑樹の雑木林との境になる。ここで踏み跡は左へ角度を変えて登ってゆく。ジグザグのカーブが丸くなり、掘りの深い道形はかつては馬が歩いたと思われた。
 前方が明るくなると鉄塔だがNO表示はない。多分NO36。そこは広々とした眺めの良い広場になっていたので小休止した。吉祥山が高圧電線の向こうに見える。豊橋平野の扇のような広がりも見渡せる。道はがぜん良くなり、次の鉄塔NO35へ行く。雑木林をくぐったり、鉄塔付近は芒の草地になったり変化する。鉄塔を過ぎると手入れされた桧の林の中を急登する。本宮山と西蔵の分岐は篤志家のテープで示してある。
 右へ行く。△500mのコブは左へ乗り越す。最低鞍部からやや道が荒れている。△490mのコブを巻きながら歩く。尾根の中央に立つと反対方向には枯れ枝を重ねてあった。巻き道へ行けという印である。△570mで独立標高点558mのコブも頂上へ登らず右へ山腹を巻く。鞍部から両側とも植林の中の風景は変わらず、我慢を強いられる。宝川西尾根の合流する地点まではちょっとしたアルバイトがある。
 合流地には赤テープが四方にある。尾根伝いに左折すれば風頭山からの尾根と合う。電波塔のピークになる。右は宝川へ下るが地形図の破線路は生きているかは不明。地形図にない直進の道は一旦沢に下る。宝川源流の左側の源頭である。緩く登り返すと馬の背平に着く。ここには道標が立つ。
 馬の背は電波塔のピークと本宮山との鞍部になっていて650m。荒れたセメントの道を比高110mで山上の園地に着く。東屋で昼食をとる。頂上はカットして国見岩まで下る。先回見落とした岩戸神社に女道から参拝し、戻って男道を下る。鎖場の多い険しい道だ。鎖の三叉路から左へ行くと宝川源流と林道分岐になる。今回は本宮山林道へ下った。国見岩は地形図では豊川市側に突き出た約50mほどの実線であるがどうも階段道を表現している。地形図の謎は一つ解消した。
 照葉樹の落ち葉で大変滑りやすいが距離はない。林道を下ってゆくと山上園地へ登る階段道の登山口があった。これは実線で描かれているので本宮山林道本線と思ったが山道であった。地形図の謎の2つ目も解消した。表参道と合流するが膝が痛むので林道を辿る。37分でまた合流する。
 309m三角点から林道を辿る。10分ほどで上空の高圧電線の下に来た。注意深く見ると幸田新三河巡視路NO50の案内標があるので林道から山道へ下る。余り歩かれていないので落ち葉はふかふかしている。すぐに鉄塔NO50に着いた。そこから左折する。案内標に再びNO49を見出す。
 ここは地形図の三叉路の箇所だ。途中に役行者様が祀ってある。階段を下ると新東名の側道に降り立つ。左はまた本宮山林道に戻るので右へ行く。すぐに新東名のトンネルに着く。左はトンネルをくぐって上長山町の村に行くが、マイカーのデポへは右の林道のような広く平坦な山道を行く。するとしばらくでNO49の案内標があり、左の林内へ地形図にない山道を下る。降りた地点は荒沢川の橋の近くでマイカーもすぐのところだった。地形図の謎の3つ目も解消。15時13分。休憩を含めて5時間強の登山でした。
 その後また本宮の湯に入湯して帰名する。

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