各務原市の伊木山で岩登りトレ2016年04月09日

登攀中のSさん
 朝7時30分、名古屋を出る。伊木山は木曽川右岸にある低山で、夕暮れ富士の異称もある景勝の地だ。
 天気は気温が高いせいか、春らしく曇天である。周囲の低山も萌えあがるような新緑に包まれて、まさに山笑う季節になった。木曽川は濁っている。上流では雨が降ったようだ。
 伊木山のPには10分ほど前に着いた。メンバーはすでに到着していた。後から来たメンバーとも合流してゲレンデに向かう。今日はキューピー岩という岩場だった。
 参加者は10名で1名はドタキャンになったが、9名もそろったのは偉観である。うち3名は旧人6名が新人の女性たちだ。岩登りのトレを強く望むのは日本アルプスはいうに及ばず、鈴鹿級の低山でも岩場の通過を無難にこなしたいがためである。殊勝な心がけである。謙虚な心がけを忘れなければ遭難などあるはずがない。
 ベテランでも遭難するのは素直な心を忘れたからだ。○△山岳会の会員ならこのルートは登れて当然と難ルートを攻撃するから痛い目に遭う。わざわざ遭難するためにルートを選んだとしか思えない遭難事故も見聞する。
 初心忘れるべからず。
 クライミングシューズではなくロープで確保しながら登山靴で登攀した。2ルートにロープを張り、一人2回はやれたはずだ。最後はゲレンデから岩稜の痩せ尾根をよじ登り。キューピーの鼻へ登った。電車組とは犬山遊園駅で解散。クルマ組は犬山の秘湯「さら・さくらの湯」に入湯。市営なので500円、65歳以上は300円と嬉しい。快い汗を流して帰名した。