島津亜矢の「帰らんちゃよか」がブームになりそう!2016年01月08日

 昨年12月31日のNHK紅白で、島津亜矢さんが歌った「帰らんちゃよか」が大評判になっている。
 ふるさとを捨て、親を置いて都会で働く子供が親を心配する。歌はそんな都会で働く子の心理を慮って、「親の面倒を見るために故郷に帰らんでもいい」と歌うから、聞く方は贖罪感も有って泣かされる。望郷の思いをつのらせる歌である。
 都会で働くのは田舎では仕事が少ないこともあるし、何ものかになりたい夢を追うのであるが、挫折することもある。いわば生存競争の場である。だから「それで巧く行っているかい」と熊本弁で激励もする。子への応援歌でもある。
 かつて、小津安二郎の映画「一人息子」を鑑賞した。長野県らしい田舎から一人息子を東京の大学へへ進学させる。家を売って、「かあやん」は住み込み工員で働き、学費を捻出するが、・・・・。卒業後、息子は高級公務員になっていると夢を見たが、夜学の教師に落ちぶれていたという話を思い出す。いつの時代でも親は子のことを思うことに変わりない。そういう普遍性が日本中の人の心にしみわたった。
 ファンサイトに投稿されたユーチューブで毎日、再三再四聴くが、圧倒的な歌唱力を抑えて、語りかけるごとく、女神のように優しく歌う。あれ、ちょっと違うなと思う。ただ巧いだけじゃない。
 ユーチューブを見ても、今までにない投稿があり、数が増えた気がする。今まで知らなかった人が新たなファンになったのだろう。以前から固定ファンはいた。私も4年前に圧倒的な歌唱力にサプライズしてからファンの1人になった。こんな巧い歌手がいたのか、という驚き。機会を見てコンサートで生声を楽しんでいる。

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