秋日和2015年10月04日

 朝早く起きた。登山は膝の故障でしばらくお休みする。歩くには支障が無いので、今までやったことがない朝の散歩に出かける。ついでにはがきと国勢調査の封書を投函した。2010年は私が各戸を回って説明と依頼に歩いた。あれからもう5年だ。
 天白公園を経由して、最近、句会の会場にする喫茶店に入った。新聞、週刊誌を読み、モーニングコーヒーを楽しむ。ここは他に比べて10円高いせいか、お客の入りは少ない。
 喫茶店を出て、マツダの中古車展示場を見る。最近、VWがディーゼルエンジン車に違法ソフトを搭載して、排ガスの測定をごまかしていた。そのあおりでマツダもどうなるかと思いきや浄化装置そのものが無いので電子制御のソフトも必要ないということらしい。かえって名を高らしめた。
 発売以来、目を付けていたのはCX3という車種。車幅は176センチと3ナンバーサイズで、CX5より小さいはずが、中々どうして結構ふっくらしている。係員にタクシー用クラウンでさえ車幅170センチなので、大きな車を小さく見せるデザインですねえ、と。実際小型車には思えない。運転席に乗ってみると死角の多さに嫌気する。結果、これは高速道路をまっしぐらに飛ばすだけの車に思えた。街でも車幅があるため取り回しは気をつかうだろう。警告モニターがあるというのだが、たとえ事故っても、私は五感で運転したいね。
 現在のキャラバンは4ナンバー3000CCディーゼルで、10km/㍑。現在105円/㍑だから65リットルのタンクに満タンでも1万円でお釣が出る。もう18万kmを越えて来年には20万km突破は確実。部品もいたみだした。そろそろ候補をと考えながら次世代車が見つからない。日本車に質実剛健な車格を求めるのは無理かも知れない。又キャララバンになるか。
 自宅に戻ってから俳句会への原稿書きに着手した。繰り返し何度も読み返して採用した山岳詠の一句。良い句は良いのだが言葉が出てこない。それでバックナンバーを読み返す。約1年ほどを読むと大体その人の境涯が見えてきた。3年前に息子に先に逝かれて嘆くうちに病気になった。この春には入院までしたが今は癒えた。そして盆を迎えた。立山に旅してその霊気に触れて生きる力が甦った。そんな趣旨を書いて送信した。
 お涙ちょうだいみたいな境涯性をモロに出した俳句と俳句の言葉に込めた境涯性と比べれば後者の方に力がある。