恵那山秋色2014年09月29日

 9/27(土)は30才代の若い男女3名の同行を得て恵那山に登った。士業の同業であるY君とその事務員のO女、彼氏のNさん。かねてからどこか山に行こう、と誘っていた。9月始めの白山は天気不良で流れたので、恵那山になった。
 事務所前を7時に出発。園原ICから広河原の登山口を目指す。本谷川沿いの道を行けば良いのだが、地形図を忘れて右往左往した。地元でインフォメーションをもらって無事到着。林道は工事中でゲートがあった。Pにはすでに20台が止まっているし、路駐も数台あった。我々も隙間に場所を確保。
 午前9時半、仕度後出発。さすがに若い人は服装からして違う。2名がタイツにパンツスタイルだ。これは先年、北アルプスで見た。ひざが軽いので運動性は良いだろう。林道を約30分歩くと本来の登山口に着く。本谷川を橋で渡る。かつて増水中に渡り、落ちて死亡した事故があった。
 対岸に渡ると登山道は左にゆっくり登ってゆく。周囲は唐松林であるが今は青い。1ヶ月もすると金色に輝くような黄葉になるだろう。単調な唐松の植林内をほぼ直登するから急登になる。尾根らしい末端に取り付くと少し傾斜も緩む。多少は自然の植生になってきた。このまま緩むかと思った尾根道は再び急登になった。開けたところからは伊那の街が見えたが、飯田市だろう。
 完全に原生林の趣になってきた。高度計を見るとまだまだの標高である。着実に高度を稼ぐと山頂の一角になった。周辺に紅葉が見られる。何の植物か走らないが山頂はいち早く秋になった。人影が見えると高い展望櫓の建つ山頂であった。13時登頂。快適なペースだった。
 但し、ガスで何も見えない。

   頂上や霧深くとも櫓に立つ     拙作

 昼食などするうちに下山となった。急登の尾根を振り返るようにこんな傾斜をよく登ってきたもんだと思う。谷川にもすぐ下山した。谷水で汗を拭いた。林道歩きの後マイカーに戻った。早速、スマホ使いの誰かが、御嶽山が噴火したと、情報を話してくれた。「えーっ」というばかり。
 ここまで来たからには昼神温泉へと走った。天下の名湯で知られる下呂温泉と同じ泉質らしく人気が高い。とある温泉施設もスマホで検索して探してくれた。
 入湯したら、湯船に使っているとなりの人が本当は御嶽山に行く予定だったという。京都の登山者だった。ニュースで地元の旅館をキャンセルして、こちらに避難してきたらしい。明日は恵那山に変更したのだという。間一髪で災難を逃れたのだ。
 登山後の入湯は疲労回復に効果的だった。

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