信州・ふるさとの富士紀行③奈良尾富士1034m2011年08月14日

 午前5時、目が覚めた。昨夜は普段は見ないTVを見ようとベッドに寝ながら構えていたが夕食に飲んだビール1本と寝不足で睡魔に襲われて寝入ってしまったようだ。おかげですっきりしたが・・・。
 折角の信州・上田市内観光にもわき目もふらず、3座目のふるさと富士に向かった。目的地は奈良尾富士こと富士嶽山である。R143を走ると何はともあれ、コーヒーを飲まないと力が出ないAさんに付き合ってモスバーガー上田原店に入る。早朝のせいもあるが閑散としてる。
 川辺町の交差点で県道65に左折するといかにも郊外という風景になる。しばらく県道を走ると奈良尾に着いて県道82に左折した。途端に道が狭くなり、道標も注意しつつも見落としては行きつ戻りつする。
 何とか奈良尾の核心部には入って駒瀬川の源へ行くと富士嶽神社に着いた。しかし、登山口の表示はなく、確信が持てない。再び、遠近して西の方を探ってようやく見つけた地元の人に聞くとこの先だと教えられて行く。整備の行き届いた林道を登るとようやく登山口に着いた。地図から推すと神社の奥へ歩けばここへ登れるだろう。
 車を置いて歩き出す。最初は木の階段であるがすぐに赤松の疎林の尾根に取り付く。急な傾斜の尾根が続いてゆく。道は余り踏まれてはいないようだ。そのうちに虎ロープが出てきた。傾斜がいや増す。本物の富士山でもこんなに急ではない。
 雑木の潅木が茂る道を分けてゆくと祠のある山頂に着いた。足元はカヤトで青々と草深く、カワラナデシコの花が良く目立つ。コオニユリも咲いている。高い木が1本だけ象徴的に残されている。ここが地形図に示された富士嶽山である。三角点へは一旦鞍部へ下って登り返したところだった。展望はないが山頂の雰囲気は三角点のあるピークの方がよい。
 往復は約40分程度のこと。すぐに急転直下のごとく下山した。里山は登山口を探すのが難しいとつくづく思う。さて奈良尾に下って山を見上げたがどうも富士山には見えない。もう少し、いい角度で見える場所もあるのだろうが先を急いだ。

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