北の山旅・船旅-後半2011年07月13日

7/7 千歳空港でSAKUさんを見送り、SAKAさん、KUさんを出迎えた。空港内のレストランで夕食をとって前半と後半の入れ替えを行った。取って返して道東道をひた走る。途中帯広付近で燃料が不安になり、SAの緊急電話で深夜でも給油してくれるスタンドを紹介して貰い、高速を降りて市中で給油した。道東道にはSAといえどもまだ給油サービスがない。その後も高速に戻り足寄まで走ってR241に出る。コンビニで明日の行動食を買いながら深夜の国道を突進。午前1時過ぎ、目標の阿寒湖畔のホテルに着いた。未明6時まで仮泊。
7/8 6時ホテルを出発。6時45分登山口を出発。雌阿寒岳登頂後、知床半島を目指す。途中スーパーで買い物を済ます。羅臼岳登山口にある木下小屋に入る。木下小屋では自炊となる。今回は野菜と肉の炒め物に不足しがちな青い野菜を多めに摂った。小屋は太陽電池採用とのことだったが持参した電気釜を使うことができた。このためにご飯を炊くことができた。明日のおにぎりも手作りとなる。
7/9 3時起床4時出発。急登の後は極楽平と呼ぶ平坦な尾根を漫歩する気分で歩けた。大沢出会いからは雪渓歩きとなり涼しい気分を味わった。ここも花の山だった。沢の詰めの急登後、羅臼平に着く。ハイマツの海だった。
 ここから岩清水を経て山頂へは小さな雪渓を登り、岩間の道を攀じ登って1時間弱で登頂。山頂にはオーストラリヤからの外人登山者も再び出合う。来日して7年目だが流暢な日本語と心理面でも理解が深く賢そうな若者だった。
 羅臼岳登頂後、同じ道を下山する。木下小屋に別れを告げて斜里岳登山口の清岳荘を目指す。途中スーパーで買い物を済ます。
7/10 3時起床するも朝から雨。午後には止むの予報もあるが帰名の日である。止む無く断念する。代替案として旭岳のロープウェイで姿見池でお茶を濁すことにする。
 大型の観光バスが次々入れ違いに登って行く。ツアーの団体だ。管理人の話では毎日数台以上来るらしい。百名山詣でである。我々もそうなんだが・・・。複雑な気持ち。管理人の仲介でやっぱり登頂を断念した男性を1名便乗させてJRの最寄の清里町駅まで送る。駅名をナビに入力したが町が一字抜けていてもあの小海線の清里駅しか出てこない。駅から再び道内を経巡るロングドライブの始まりだ。雨、小雨、大降り、小止みと変化が著しい北の空だ。
 松尾芭蕉の「名月や北国日和定めなき」は北陸の天気の不安定さを嘆いたのだがわたしなら「荒梅雨や蝦夷に似合わぬ山日和」かな。忠別川の濁流を横目に大雪山のロープウェイ乗り場に着く。
 往復2800円也。雨の中にしては多きハイカーだった。駅では福島県の被災者夫婦も居てスイカのおすそ分けに預った。美味い。
 下山後は山麓の温泉で汗を流す。その後は苫小牧港に走るが西港に行ってしまい東港へ移動するハプニングも。23時30分出航。
7/11 日本海を終日航海後午後8時半敦賀港着。帰名は夜10時過ぎとなった。船内は蒸し暑く、裸で就寝するが次第に冷房が効きはじめて小寒くなる。しまった、と思ったときはもう風邪を引き始めていた。夏風邪というよりは冷房病に近い。帰名すると38℃の高熱があった。変なことになったなと思って医院に直行。今日はもう36.7度まで下がりましが・・・。
  夏の風邪治れば思う蝦夷の山   拙作

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