越前・金比羅山の三座を歩く2011年06月19日

 武生ICに入る前に越前蕎麦を賞味。名物のおろし蕎麦。近くにある湧き水を利用した調理にこだわる小さな店ながら満席だった。

 南条SAで仮眠後、福井ICまで走り、まず625mの金比羅山に向かう。かなりの複雑な道を紆余曲折しながら目的地へ。登山口には比較的立派な道標があって登山道もしばらくは草生す感じだが登ると広くなり良くなる。右に左に振りながら尾根に達すると風が心地よい梅雨時の山歩きです。
 至近距離の梢にはホトトギスが盛んに鳴いています。遠くではドラミングの音も聞こえます。近くの小枝をバタバタコガラらしい小鳥が騒ぎます。
 山頂には最近電波反射塔が設置されて周囲の樹木が伐採されて見晴らしは良かった。左から部子山銀杏峯をはじめ南へ能郷白山などの越美山地の山々が雲に浮かんで見えました。
 尾根には珍しい植物があり、名前を知らない花が咲き誇っていました。二人静に出会えるなんて嬉しいものです。樹上に一杯咲き誇る白い花は何?ヒメシャラ?ナツツバキ?
 おなじみのヤマボウシ、ガクアジサイも。

 次は347mの金比羅山へ。これも地図と首っ引きで紆余曲折を経て登山口に辿りついた。林道工事中の人に道を乞うたが知らないという。
 地形図とチエックするが車を止めた辺りに的を絞って尾根を登ると竹林の中に山道が見える。新しい林道は登山道を拡幅する感じである。そうと分かれば登山道に下りて合流する。
 いい道を辿ると壊れかかった社と建て替えられた社が建つ山頂だった。三角点が薮を分けてすぐの高みに見つかった。余りハイカーも訪れることもないようだ。
 下山はある程度下って行きに目処をつけた尾根の踏み跡を下った。最初うろついた林道に降り立った。ここには笹百合が咲いていた。


 最後は帰る途中偶然見つけた金比羅山宮の看板に引かれて入ってみた。山間の美しい田園地帯から山の深みに登って行くと駐車場がある。そこから境内を登ると立派な金比羅宮が祭られていた。日本海の漁の関係者の尊敬を集める神様のようだった。
南西に聳える顕著な独立峰は鬼ヶ岳533m。いい山だ。

 越前のドライブというと高速道路かR8周辺になる。一歩日本海側の山地に分け入ると美しい山間の田園風景が広がる中に信仰心の篤い人々の山里に心が洗われる思いがする。
 実は金比羅山宮の前には織田信長の先祖を祭る剣神社にお参りしてきたのであった。織田家は代々この神社の神官だったようだ。織田家発祥の地というふれこみである。そんなわけで尾張とも縁が深い。

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