俳句2010年10月07日

千号の寿ぎ届け立秋忌

 行政書士のバッジを着けた日に
コスモスや襟を正して生きるべし

谷合の葛にすがりて降りるなり

ブナ林の山からの水澄みにけり

秋冷の山頂の葉まだ青し

道の駅森閑として夜長かな

引き返せという警告や秋の雷

山霧の頂上にやすらへり

やっと見た赤い尾灯や秋の暮

訳ありのリンゴパックで売られけり

しばらくは手も休みなし薮虱

  okuちゃん
冷まじやあまたの蛭に襲われし

「事業承継の基礎」の研修を受ける2010年10月07日

 午後から豊田市産業文化センターへ行く。行政書士の仕事として「事業承継」をいかになすべきかというテーマで急ぎ足で語られた。大変煩雑で総合的な力量が必要である。リスクも高い。
 弁護士は法律に詳しいが経営は分からない、税理士は税に詳しいが法律や許認可には弱い、司法書士は登記のようにすでに決まったことを申請する関係の法律に詳しいがやはり経営が分からない、とそれぞれに単独では取り組めない難しさがある。基本的に士業には経営は分からないだろう。
 創業者と後継者の両方から信頼を得ないとそもそも依頼がない。窓口はコンサルティング的な許認可を通じて経営者と密着度が高い行政書士が担うといいように思うが・・・。
 事例研究に学ぶことは段取りのよさである。中小企業庁の申請内容を見るとまさに行政書士の仕事だ。何も知らずに受けた税理士は申請したら中小企業庁が受け付けなかったというエピソードも披露された。
 夜はマンションの理事会出席。懸案の給水菅交換事業がようやくスタートした。老朽マンションの宿命の仕事だ。来春には美味しい水が飲めそうだ。