南紀・妙見山を歩く2009年12月26日

 12/26、朝5時半、出発。6時過ぎ、金山駅前で他のメンバーと合流。名古屋高速、東名阪を走るが早朝にも関わらず通行量が多いのは年末の休暇入りした影響か。今日はETC1000円の特典はないために松阪ICで一旦精算して入りなおす。紀伊半島へ向かった。
 目的地は特に定めていなかった。宿へ向かうR311の途中に妙見山がある。登りも1時間半とガイドブックにあるのですんなり決まった。R42は順調で熊野市からはR311に右折。神木で右折。おばちゃんが店番をする簡素な売店で地元産のみかん、ぽんかん、きんかんなどを購入する。
 妙見山をWIKIで検索すると「妙見山(みょうけんさん、みょうけんざん、みょうけんやま)とは、日本の山の名前である。全国各地に存在するが、主に西日本に多く分布し、特に岡山県では12箇所を数える。山名の「妙見」は北辰(北極星)に通じ北辰妙見信仰との関連がある。妙見菩薩を祀る日蓮宗との係わりも深い。山域内に妙見神社、妙見宮、星神社などが建立されて信仰を集めている所が多々見られ、そのために古くからの名が現在のものに移り変わった例も多い。」とあった。南が海の地域の人々には北への憧れがあるのだろうか。近くの子の泊山の子にはねずみの他に北の方角を指す意味がある。
 道標はあったが車を止める広場がないの近くの農家で聞いて神社にP。10時35分。時間はたっぷりある。登山口までは戻らず、みかん畑を抜けて地形図で見当を付けた尾根の先端に行く。狭い登拝の道にしては大きめの鳥居が倒れている。台風の影響であろうか。ここが登山道に違いないとして登った。
 登拝の道はやや荒れ気味であった。落ちている木の枝が多く足に絡む。一帯は植林で味気ないが高まると木の枝も少なくなり、シダ類が繁茂して変化を見せる。所々に何町または何丁の碑が見えるのはいかにも信仰の山にふさわしい。
 尾根の一本調子の登りである。急な坂、緩い坂も交えてほぼ1時間余りで妙見山の山頂?らしい場所に着いた。標高630mとある。杉の大木が茂る。いかにも境内の雰囲気が漂う。しかし、ここは明らかに尾根の途上である。朽ちた鳥居の残骸があり、壊れた瓦もある。石垣が残るからおそらくは社務所もあったかに思う。ご神体の妙見倉の基部に行って見たがここを終点にすることは腑に落ちない。WIKIにも「山頂に「妙見倉」という巨岩があり、これを御神体として妙見神社が奉られている。このためか山頂に標高点がなく岩の根元の高度でもって山の標高としている。」とあるとおりだ。
 地形図にもある破線路の分岐まで戻り昼食。空身で先まで偵察すると再び分岐があり、小さな地元の登山グループが付けた道標がある。妙見倉、展望地、(熊野古道の)横垣峠、尾川である。戻って皆で行って見た。まず展望地まで行く。すぐに古びた建物がある。そのまま進むと途中に横垣峠への分岐があり、立派な道標もある。横垣峠へは梯子で下りて行くが余り歩かれている印象はない。展望地はすぐであった。何かの無線施設と見られる。台地の樹木が刈り払われて海が見える程度の展望はある。
 分岐まで戻って妙見倉を目指した。桧の林の中を最初は赤テープと踏み跡に導かれていくが踏み跡はすぐなくなる。赤テープは基部からの踏み跡へとつながる。手も使う急な踏み跡を攀じ登ると妙見倉の山頂に着いた。標高は無修正で720mを計測した。絶頂感はあるが残念ながら樹木に囲まれ展望はない。すぐ近くに見える748mの三角点三岩へも岩伝いに探ったがすっぱり切れた絶壁に踏み跡も赤テープもなかった。
 三角点へは諦めて妙見倉基部への踏み跡を慎重に下る。神社跡?からは登拝の道を辿り登山口へ下る。登山口には妙見山へ2.2Kmの道標がある。ここが正式な登山口であった。車のある神社へは畦道を通り、みかん園を抜けて戻れた。
 R311へ戻るとまたドライブである。まだ見たことがない丸山千枚田に寄り、湯の口温泉に投宿した。

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